RHYMESTER『King of Stage Vol.8〜マニフェスト RELEASE TOUR 2010』@CLUB CITTA' 川崎 2010/05/14

先週2010/05/07のZepp Tokyoに引き続き、追加公演となるCLUB CITTA'川崎も参戦してきました。
なおこの日は仕事があったため、仕事上がり(定時即退社)でスーツ姿のまま現地直行。

整理番号的には比較的若かったのですが、川崎駅に着いたのは開場時間18:30を少々過ぎた頃。CLUB CITTA'川崎に着いた頃は既に500番台まで入場が可能となっていました。

ホール内では上手サイド(全体より右:宇多丸師匠側)、中央近辺に陣取る。ってかこのホール、かなりステージの距離が近くて良い感じですね。ホール最後尾でも十分な近さ。

開演19:30まではこれまで同様日本語HIPHOPがガンガン鳴り響いてました。ZeppTokyoと同じような曲が流れてはいましたが、曲順・曲の内容は若干異なっていたようです。(『未来は暗くない』〜オープニング、の流れでは無かった)


当日のセットリストは以下の通り。大筋では前回のZepp Tokyoと変わらずです。以降はZepp Tokyoとは異なる部分、また印象に残った部分について書いていきたいと思います。

RHYMESTER『King of Stage Vol.8〜マニフェスト RELEASE TOUR 2010』@CLUB CITTA'川崎 2010/05/07

<第1部>
01.午前零時 -intro
02.ONCE AGAIN
03.H.E.E.L
04.付和Ride On
 -MC-
05.ライムスターインザハウス
06.New Accident
 -MC-
07.渋谷漂流記
08.Under The Moon
09.ライカイカ
 -MC-
10.WACK WACK RHYTHM ISLAND
11.肉体関係Part2
 -MC-
12.(新曲) feat.COMA-CHI
 -MC-
13.感謝/COMA-CHI
 
<第2部>
14.JIN-TRO
15.キングオブステージ(HOOK)
16.オイ!
17.逃走のファンク
 -MC(ミステリーコーナー)-
18.HEAT ISLAND feat.FIREBALL
 -MC-
19.ちょうどいい
 -MC-
20.ミスターミステイク
21.Come On!!!!!!
22.キングオブステージ(HOOK)
23.ザグレートアマチュアリズム
24.K.U.F.U with TOKYO B-BOY
 

 -MC-
01.マルシェ/KICK THE CAN CREW(RHYMESTERによるカバー)
 -MC-
02.20世紀〜開け心 〜 (HOOK)
03.WE LOVE HIPHOP
04.B-BOYイズム→B-GIRLイズム with TOKYO B-BOY & TOKYO B-GIRL
 -MC-
05.ラストヴァース
  • 付和Ride On〜MC

宇多丸『ここCLUB CITTA'川崎は、日本のHIPHOPの一種の聖地ですよ!』

ここまでのライブを観てきた人も、観てない人も驚けるサプライズを用意してます、と冒頭から嬉しいコメント。

より多く、長くパフォーマンスを見せたいためなのか、2MCの自己紹介が3倍速位の早いペース(笑)

  • ライムスターインザハウス

Dさんの年齢の部分、今回は『just 40』。

  • New Accident〜MC

曲後、例の『NYエンディング』について。

宇多丸『こういう終わり方何て言う?』
観客『ニューヨークエンディング!!』
宇多丸『浸透したなぁ〜。でも(ライムス造語であり、他で使うと...のくだりへ)』

また、ライブの出来について、宇多丸『今回のライブはミニマルなやり方で、超面白いものが出来たと』かなり満足しているとコメント。

宇多丸『今日は(CLUB CITTA'側から)ケツの時間、関係無いって言われてるんだよね〜』観客大盛り上がり。『川崎で終電無くした時の事を考えたことあるか?』

その他、川崎DIS(笑)のようなコメントを幾つか残すも、実はCLUB CITTA'川崎、RHYMESTERにとって特別な場所、縁のある場所だそうで。

RHYMESTER初のライブがこの場所であったり、宇多丸オンステージ:MUMMY-DKOHEI JAPANが2人でMC SHIRO時代の宇多丸のパフォーマンスを観ていた時の事など(MUMMY-D『フロアのあの辺で観てた』ってのはLIVE中何度かお約束で出て来たw)、今回ならではのトークが満載。CLUB CITTA'川崎は、『このハコが無ければ日本のHIPHOPの発展は無い』という程の場所だったのです。

  • Under The Moon

この曲では毎度開催前に観客を左右に分けてコール&レスポンス、声出しを競わせていましたが、今回は左右に加えて上下(1F/2F)も実施。2階席いじりはこの後何回か行われるのですが、後にサプライズが2階席から湧き起こります(詳細は後述)。

曲終わりは『ジャパニーズエンディング』(お辞儀終わり:最終的には『ジェントルマンエンディング』と命名)。

この後、例の衣装のくだりに入り、製造元である"Optimystik"(http://www.optimystik.jp/)から、宇多丸エビちゃんと結婚してない方のあのメンバー(=PES)』と時事ネタを放り込み。


MUMMY-D『脱いでもKING OF STAGE!』ウケる→宇多丸『脱いでも...(失笑)』のシーケンスはどちらも鉄板。今回はそれに加えて(2MCが)DJ JINもいじるのですが、2人が色々やっているのに『JINは...ただのJINだ』と2人をよそにさっさと普通のTシャツ姿になっており、その一連のやり取りが個人的にはかなりツボでした(笑)さすがJINさん。

  • 肉体関係Part2〜MC

この曲のタイミングで、2階席にて観戦中の水道橋博士(Twitter:@S_Hakase)、マキタスポーツ(Twitter:@makitasports)の両氏を発見。2F最前列のほぼ真ん中で観戦されていました。

また、放置プレイエンディング終了後のMCでは、『Zepp Tokyoで観戦していたユーミン(松任谷由実)が「からみ合う2本の阿部寛」と例の"アオダイショウ"に代わる新しいフレーズのアイデアを出していた』と暴露。ってかユーミン...(笑)

何かの流れで『若大将』ってフレーズも出て来るも、『いやぁ、それだと意味合いが変わって来ちゃうなぁ』確かに。

次のCOMA-CHI招き入れの場面で宇多さんのタモリ物真似『じゃあ、次のお友達ですが』のセリフに、チッタの観客はリアルで『えっもう終わるの?』と言った反応。それを受けて『東京とは違い、うかつな反応』と川崎の観客をDIS(笑)『川崎の人はみんな、東京分(のチケットを)取ろうとしてうっかり取りそびれたんだよね〜』みたいなことも言ってました(笑)

でもDさん笑顔で『だけど、そんなお前ら、嫌いじゃないぜ』的なセリフ。


COMA-CHI登場。先日誕生日で26歳になったようです。

そして宇多さん、そんなCOMA-CHIに対し『もう処女じゃないのか〜』と前回Zepp Tokyoに続いてのセクハラ発言(笑)ライムスターに絡むとその後疎遠になる(例:ロマンクルー)との仮説から、COMA-CHIに対しても心ない発言を浴びせる師匠。


そしてCOMA-CHIオンステージ。ツアー最後となる今回は、これまでの思いから新曲『STEP UP』では無く、アルバム『RED NAKED』収録の"感謝"。

  • MC(ミステリーコーナー)〜HEAT ISLAND feat.FIREBALL

暗転と同時にDさんハケる。最初(前回)観た時は展開が分からなかったので観れませんでしたが、今回は暗闇の中、人影(Dさん)がステージ裏に消えていく姿をしっかりと見つける事が出来ました(笑)

宇多さんのタモリ口調も冴え渡り、ミステリーコーナー司会進行。

『しゅうけいくん』登場。本業である集計作業の他には、ネットサーフィンやつぶやきなどをしているそうです。心なしか宇多さんの質問に切れるのが早かったような気がします。

  • RHYMESTERのblogに、一部(顔の部分)写真が公開されてましたね(笑)

集計の結果、導き出されたのは『HEAT ISLAND』。FIREBALLの面々がステージに登場。

曲終了後も気持ちが高ぶっていたのか、FIREBALLオンステージのパフォーマンスも少々披露。

Zepp Tokyo同様、MAKI THE MAGIC登場。HOOKの時に、1回『ビッグ・ウェンズデー』の歌詞(ビール片手に上がって行きますか)を盛り込んでいたような…(笑)

  • (アンコール)MC

バッグを携えて宇多さん登場。一定額購入者にプレゼントされるバッジについて、4種類公開されているもの(3人+夕日にケンタウロス)の他にマネージャーあらいさんのバッジがあることも判明。全世界31個(?)しかないという超限定レアバッジですが、誰か引き当てた方はいたのでしょうか…。

人気商品だったパーカーは既に売り切れていたそうです。

今回CLUB CITTA'の一番のサプライズは、恐らくはこの曲でしょう。(前後のトークも含めて)


『R-20』での各アーティストによるカバーが好評だった事から、アルバム作成もカバーで作っちゃおうか/8割方カバーに/ウェカピポ・DA.YO.NE・SO.YA.NA…果ては福山雅治
『はつ恋』までカバーしようかと言う案が出ていた(※アルバム作成…のくだりからは茶番)という流れを経て、FGクルーの同胞であるKICK THE CAN CREWの紅白出場時演目でもある『マルシェ』を熱唱。DJ JINもマイク片手にステージに降りてきて(ツアー初らしい!)、普段見ることの出来ないライムスター3人横並びは川崎の観客だけが目撃出来た最高のサプライズでした。JINさん曰く『普段下半身を見られる事がないから緊張した』。


また宇多さんがこの曲について『歌う方からしたら相当難しい(しきりに3MCのやり取りがなされる)、でも慣れてくると凄く楽しい』と曲の凄さをアピール。『でも、中身は何も言ってないんだよなぁ〜』『中身の無い曲を売ったんだからすごい』等も。

ちなみに、パートの割り振りは以下。


そしてそして、何よりもサプライズだったのが、『マルシェ』終わりのMCで宇多さんが2階席を指し示すと、本家のKICK THE CAN CREWが!しかも3人並んで!!

まさかの並びに、フロアは一時騒然。確か並びはMCU・LITTLE・KREVAだったような気がします。

  • 20世紀〜開け心〜

この曲は、CLUB CITTA'側から要望があったようです。確かに曲中『ライムスターがライブしにやってきた どこに来た?CLUB CITTA!』って言ってますね。

  • MC〜ラストヴァース

MCにて宇多さんがDさんの事を思いっきり『JINさん』と、素で言い間違え(笑)

ラストヴァース前のMCでは3人3様のコメントを残していましたが、一番印象的だったのは宇多丸師匠のコメント。

毎度毎度、新しい才能の芽が出て来ると、『俺はもうダメだ』と思っていたこと(94年辺りから!Dさんも驚いてた)、その度にスキルアップを重ねて来たこと、喉の手術をするに関すること、そして喉の手術を終えて調子がかなり良くなったこと等。

最後の曲に行く前の『俺らまだしばらくKINGっぽいわ!』というセリフが心に響きました。

このパフォーマンス・ペースならその称号はぶっちぎりでキープし続ける事と思います。


1週間振りという結構短いスパンでの2つのライブ(Zepp Tokyo / CLUB CITTA')、セットリストもほぼ同じなのにこの新鮮さ・楽しさ・インパクトの強さは一体何なんだろう?

サービス精神溢れたMCやパフォーマンス、そして曲自体のクオリティの高さが

シングル発表曲だけでなく、アルバムのあらゆる曲がレベル高いし、テンション上がるし、良い曲ばかりだもんなぁ。どれを取ってもシングルカット出来るクオリティをHIPHOPで、って凄いと思います。


早く次のツアーであるKing Of Stage Vol.9、次のアルバム、次のシングルを聴きたい!待ち遠しい!!






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