RHYMESTER『KING OF STAGE VOl.10 〜ダーティサイエンス Release Tour 2013〜 @パシフィコ横浜 2013/03/23 #rhymester


『King of Stage』シリーズについてはVol.5から参戦を続けて来ましたが(参戦ブログについてはVol.6からになりますが)、このシリーズもついに第10回目を数える事になりました。


第10回目は『ダーティサイエンス』リリースツアー。アルバムもより攻撃的な構成でしたので今回のライブも好奇心満載、どんな攻撃的なライブを魅せてくれるのかな〜と楽しみにしておりました。


会場はパシフィコ横浜 国立大ホール。この会場も横浜に長く住んでいますが何気に初めてでしたね〜。

グッズ購入

この日はグッズ販売が13:00開始という事もあり、その時間に併せて若干早目に(グッズ販売)会場入り。30分程前の到着でしたが、グッズ待ちの列は30〜40人程。しばし並んだ後、がっつりお目当てのグッズを手に入れる事が出来ました!

買ったのはこの辺り。

  • ツアーTシャツ – King Of Stage Vol. 10(ホワイト・ブラック両方/XL)


  • フーデッドパーカー(ブラック/XL)


  • タオル(A,B両パターン)

あと、バッチのガチャガチャにも挑戦。挑戦した時は小銭が400円(1回200円)しか手持ちが無く涙目w だったのですが、うち1回で運良く(?) 『しゅうけいくん』をゲットwww

また、会場にはこんなオブジェも。

昼飯

グッズを買い終えて一息着いたところで、昼飯の時間に。

個人的には桜木町には仕事で割と前に桜木町を通勤経路に使っていた事もあり、駅改札すぐそばの立ち食いそば/うどん屋さんを良く利用していました。それがこちらの『川村屋』というお店。

御覧のように長い歴史を誇り、製法にもこだわりを持っているこのお店。つゆが本当美味しいので、通勤に使っていた頃はそれこそ毎日のように利用してましたし、桜木町に用事があって時間が空いてる時などはかなりの確率でこの店に立ち寄ります。


そしてこの店でいつも注文していたのがこちらの『冷やし天玉うどん』。併せて頼んだおいなりさんもこれまた美味なのです。普通の立ち食い蕎麦屋とは一線を画したクオリティな気がします。皆さんも桜木町にお立ち寄りの際は是非一度、こちらのお店でそばやうどんを食して見てください。オススメですよ。

小休止〜付近散策(with 桜)

昼食後は時間が空いていたので駐車場に車を移動させ、しばし車内でPC作業。

そして桜が割と良い感じで咲いていたので、頃合を見計らって会場移動がてら付近の桜散策を開始。土曜日と言う事で訪れている人も多く、また桜の咲きっぷりも良い感じでした。




ライブ本編

さぁ!ここからはライブ本編。例によってメモ帳とボールペンでメモった内容を元に気になるところをピックアップし、ライブを振り返ってみたいと思います。

ここから先はネタバレとなりますので、今後ツアーライブに参戦予定の方、または時期が来るまで内容を知りたくない!という方は閲覧を控えて頂ければと思います。


まずはセットリストから。17:00開場(正確には10分程押してたような)、20:30前頃終了の3時間超なライブとなりました。

RHYMESTER KING OF STAGE Vol.10 ダーティーサイエンス Release Tour 2013
セットリスト 2013.03.23 at パシフィコ横浜

1.ダーティー
2.ゆめのしま
3.スクリーム
4.MC
5.Don't Think, Feel…
6.Deejay Deejay
7.MC
8.ナイスミドル
9.サバイバー
10.Come On!!!!!!
11.MC
12.ダーティサイエンス
13.ドサンピンブルース feat.キエるマキュウ
14.幕間映像『プロフェッショナル DJの流儀』
15.ライムスターインザハウス
16.付和 Ride On
17.MC(ミステリーコーナー)
18.スキルとクリエイティビティ/ DJ SEIJI(SPC) feat.RHYMESTER
19.Wack Wack Rhythm Island
20.MC
21.グラキャビ
22.POP LIFE
23.MC
24.Walk This Way(アカペラ有りバージョン)
25.ONCE AGAIN
26.It's A New Day
27.The Choice Is Yours

EN01.MC
EN02.HEAT ISLAND feat.FIRE BALL
EN03.肉体関係 part2 feat.クレイジーケンバンド
EN04.MC
EN05.ラストヴァース


そしてセットリスト詳細。

開演前
  • 始まる前までは演出上スモークが焚かれてて今イチ状況掴めず。座席位置もかなり前目の方だったのだがかなり端っこでもあり、これ逆に見づらい席なのかな〜と若干不安に→演出が解かれたら構造もはっきり分かり、割と心配が杞憂に終わった感じだった。(・∀・)
  • 開始直前にTwitterで会話していた方が実は座席的に真後ろに居らっしゃったw 開演前と終演後に軽くお話。
1.ダーティー
  • Dさんから『マイホームタウン!』というフレーズが。そうだよねぇ、横浜開催のライムスライブ、何気に自身参加のものは今回が初めてだった。この時点でワクワク感が上昇。
2.ゆめのしま

  • 冒頭演出が解かれたのはこのタイミング。パシフィコ横浜、先頭10列程は使ってない形。10列の部分にステージを構築したのかな。左右にはスクリーン。会場内は3階席まであり、ほぼ90〜95%位は埋まってるんじゃないかという印象。
4.MC
  • 『痰は吐くわ、ツバは吐くわ、おしっこはするわ』『いや、おしっこはダメだけどね』
  • 『横浜、言葉は悪いけれども"無茶苦茶にしてやるぜ!"』
5.Don't Think, Feel…

この曲については、なかなか趣向を凝らしたものに。MC紹介→『こんなヴァース!』と担当MCのヴァースをキック、という流れでした。

2人のMCの折にはこんなコメントも。

  • MUMMY-D『他県の皆さん、ここが私のホームタウンです』『高校時代の友人が来てるw(観客席からの叫びで友人の名前までバラすw)』
  • 宇多丸『戦争を挟んで40年、生き別れた親子が出会った時のように叫べ〜!』叫べるか〜!w

一方、DJ JINの部分については...特にヴァースも無いので咆哮のみw

と思いきや、曲名に纏わるパフォーマンスが。動きからすると、映画のこの辺りからの引用なのかしら?(1:11 Don't Think, Feelの台詞から、"月を指差すのと似たようなものだ"のくだり辺り)

6.Deejay Deejay

ここではDJ JINのプレイの後、なんとMUMMY-D宇多丸両氏もDJプレイを披露!最後は3人並んでピースだったんだけども、何とも素人臭がw

7.MC
  • 宇多丸『横浜始まってしまいました!まだまだ瑞々しい感じですが』MUMMY-D『汗びっしょりだけどね』
  • 会場がアルコールNGの件について
    • 宇多丸:『でもアレでしょ、ここ来る前にトリス飲んで首振ってさ』
    • MUMMY-D『昔は、お母さん仕様で焼酎をおーいお茶のペットボトルに入れて...なんてね』宇多丸:『いや、ダメでしょ』
  • 宇多丸副都心線も便利になりましたし、パシフィコ横浜は今回(会場に選んで)大正解でしたね!』
  • MUMMY-D『俺ら、"あの夏"使いすぎだよな』宇多丸『24〜5で「俺らいい年なんで」ってAnd You don't Stopって言ってたけど、今聞くと「何言ってるんだコイツらは?」ですよ』
9.サバイバー
  • MUMMY-Dのヴァース、曲名のところで観客も都度熱唱!いやこれは歌うわ。歌っちゃうわ。
11.MC 〜 12.ダーティーサイエンス

個人的には一番笑ったのがこの展開w

衣装がハードロック風→3者の衣装について語る→うち、DJ JINは存在自体がハードだから、みたいなノリでいじる→更には宇多丸師匠について、ピエール瀧氏の『宇多丸くんの腰の低さは完全に攻撃だ』と言ったコメントを引用し、攻撃性をアピール。

そんな流れで『そろそろアコースティックな曲でも』『ハートウォーミングな、日本の心を歌った曲です。』等と散々振った挙句、演る曲は『ダーティサイエンス』という...w


今回のアルバム収録曲の中でも個人的には一番好きな曲。展開も相俟って一番テンション上がりました!Dさんも高ぶっていたようでかなり荒々しい歌いっぷりでしたが、それもまたテンション上がります。当日宇多丸師匠がライブ終了後のハシゴで仕事していた『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』でもこの曲部分が取れたて音源としてラジオで公開されていましたが、改めて聴くと凄いテンションだったな〜と。


ラジオ番組の方は個人的にもTogetterにまとめてあります。3ページ目(リンク先)途中からその音源放送に関するつぶやきが始まってますので、雰囲気だけでも感じ取って頂ければ。


曲終盤にはトラック担当のイリシットツボイ氏がDJブースと共に登場!ドープなDJプレイを披露してくれました。

13.ドサンピンブルース feat.キエるマキュウ
  • 前曲からの流れで、更にキエるマキュウの2MCもステージ上に現る!
  • でもMAKI THE MASIC、なぜか紙袋を被っている...w
  • 曲が始まるとMAKI THE MASIC、ハチャメチャな行動し通し。そして何故かホルスターを肩にw(この件については深くは触れず)
  • 宇多丸『マキくん、常に面白い事をやろうとする事は伝わってきた』
14.幕間映像『プロフェッショナル DJの流儀』
  • まんまあの番組のパクリw
  • 途中で"今日のプロフェッショナル"って言っちゃったw
  • "手紙の件"は、当初は笑っちゃったけどアレ本当なのかなぁ…。深刻な問題ではある事は確かだよね...
  • DJ JINのパーカーのロゴが"UMA"だったのがジワジワ来たw
17.MC(ミステリーコーナー)
  • なぜかコーナーが始まる前にステージ上から捌けるMUMMY-D(なんでだろう...w)
  • 宇多丸氏によると『今回もバージョンアップしてます。タイトルにちなんで、"しゅうけいくんダーティ"に。』
    • しかし、登場時は『ざわ....ざわ....』と言った観客の雰囲気。それもそのはず、バージョンアップ仕様がひどいwww (額に"汚"のロゴ、そして頭上にうんこのオブジェ)
    • 宇多丸、うんこ=Shitの意をしゅうけいくんに伝える→しゅうけいくん『Oh...Shit!』
    • 宇多丸『人間界のニュースで何か気になる事はありますか?』しゅうけいくん『堺雅人さんが菅野美穂さんと...』
    • 時折しゅうけいくんらしかぬ『地の声』が出ていたw


今回選ぶテーマは『ジャンル別詰め合わせ』。バカ曲/feat.曲/エロ曲/アゲ曲(4つのイラストがあり、全て宇多丸氏作画)から前回同様、ダーツ(今回は容量が4TBあるらしいw)で決定。


ダーツの"投げ手"は何とステージ上の観客から選ぶ事に。挙手制の結果、最前列の女性の方がその座を射止めておりました。ステージ上でしゅうけいくんに聞きたい事は?という問いがありそれに応えておられましたが、個人的にはここは『しゅうけいくんの好きな色は...』と答えて頂きたかったw


当たったのは『feat.曲』。ちなみに抽選→ステージ上で投げた"特典"として、グッズ売り場では売ってない、『しゅうけいくんダーティ』バージョンの缶バッチがプレゼントされておりました。これは羨ましい!w

18. スキルとクリエイティビティ / DJ SEIJI(SPC) feat.RHYMESTER


HIP HOP LIBRARY

HIP HOP LIBRARY

現在札幌在住のDJ SEIJIのアルバム曲にRHYMESTERが客演したこの曲をfeat.曲メドレー?の1発目として披露。

20.MC
  • マイク交換:宇多丸『すみませんね、汁っ気が多くて…』
  • MUMMY-D『横浜出身だけど、あんまり横浜ではやってない。なので今回横浜一本釣りですよ!』宇多丸『関東ここだけですしね、今回東京もやってない』
  • 『5000人キャパと180人(鹿児島)のキャパの差。でもやる事は同じ』宇多丸『これから先、まだチケット取れる会場もあります。旅のついでに、(地方のツアーライブに)来れば良いじゃん。』
23.MC
  • 『今回の(ツアー)ライブ、構成を変えてます。定番の流れなどについても変えている』
  • そして会場が広くなったのに、2人の間も近いw 宇多丸『広いから寂しいんだよ!』
  • MAKI THE MASICの振る舞いに、MUMMY-D『あんな綺麗にレコード割れないですよ』
  • MUMMY-DがMC間の空白時間を楽しむさまを見て、宇多丸『さすが、この間を楽しめるとは、"心の巨根"ですな』

  • 震災に絡めて諸々トーク
    • MUMMY-D『言葉によって、元気づけたい。前よりそういう気持ちは強くなった。ダイレクトに感情表現をするように、より強く、より怒りを。そしてより多くの課題を見つけた。まだまだ成長出来る。』
27.The Choice Is Yours

MUMMY-Dパートのこの部分、

二度と神話は信じない がその島の奇跡を信じたい

が、以下のように一部変更されてました。

二度と神話は信じない が福島の奇跡を信じたい

HIPHOP然り、RHYMESTERのライブは都度歌詞がその時に応じて変えて歌われたりしてますが、こういう心憎い演出は素晴らしいですね。観客の中にも響いた人は多かったようです。


EN01.MC
  • 『ダーティサイエンス』起承転結がしっかりしてるのでアンコールの必要性、無いんだよね〜
    • アンコールの声に『飽くなき欲望、ですね』
  • 宇多丸『いきなりTOPギア入れられるんですか?』
  • 宇多丸『横浜に縁の深い人を呼びたいと思います』
EN02.HEAT ISLAND feat.FIRE BALL

久々のFIRE BALL! やっぱこの曲はイントロからアガるな〜。

  • 曲後、FIRE BALLの人が"チンバミ"(ステージ上にあるバミリ(舞台上で、人や椅子、マイクなどの位置を示す目印。粘着テープなどを用いる。)をチ◯コ型に形どったものをRHYMESTERのライブでは使用している)が気になり言及。それを受けてDさん、自らのチンバミを自らの股間に貼り付ける。左曲がっていたw
EN03.肉体関係 part2 feat.クレイジーケンバンド

FIRE BALLに引き続き、ゲストとしてクレイジーケンバンドから横山剣さんが参戦!散々トークでじらしていましたが(笑)、そこはRHYMESTER、『横浜なら来て欲しい!』人選を期待通りに実現させてくれました。横山剣さんはキーボードを携えて登場。(※台ごと移動してもらうスタイル)


ちなみに煽り前のMCでは、更なる『横浜にゆかりのある人』の問いに会場から『コーヘイニッポン』なるものもw

曲本編ではこんな感じでトピックが。

  • 歌詞変え:新山下の→みなとみらいの
  • からみあう2匹の『阿藤快』。(ユーミンからのリクエストらしく、開始前にステージ上で剣さんに要請してたw)
  • そして放置プレイエンディング。


トークの後は、剣さんキーボードと一緒に捌けながら『いいね!』連発で退場。宇多丸『雑に"いいね"連発でしたね〜』


EN04.MC
  • 今回、会場をオールスタンディングから座席指定にした件について
    • 『席が決まってて余裕があったから、色々楽しめたみたいで良いですね、アレ』
    • 『今後は何らかの機会で遊べるようにしても良いかも』『足湯とか?w』
  • 現在何か面白げな客演も幾つか進行中らしい。うち既に1曲は録り終わったとか。
  • 締めはDJ JIN師範代から。...とその前に、翌日DJ JINが誕生日!と言う事で用意されていたテキーラ(!)で3人乾杯。JINさん、結構注がれていたw
  • 今回、DJブースを下半身部分オープンにした。2つの癖を治す意味合いもあってそうしたらしいが...
    • 見えない事を良い事に、チンポジを癖で直していたらしいw
    • また、テーブル板の部分を割と股間にあてがう(押し付けている)事も癖でしていたらしい。
  • JIN氏、磯子区生まれ中区育ちだそうで。
    • 横浜No.1 City東京!と昔は息巻いてたがw 今日はそう言っても良いんじゃないでしょうか!
EN05.ラストヴァース

ライムスターのライブではお馴染みとなっている『キング オブ ステージ Part2』の以下のヴァース、

耳ヲ貸スベキ 当然ゴールまで騒ぎとおせ 風格の違いを見とけ 俺たちこそキング・オブ・ステージ

これをこの曲の前にも披露していたのですが、今回このヴァースにDJ JINも参加、2MCから三角形(3MC)のスタイルになってました。今後もこの形になる?みたいなコメントもしてたような。

終演〜撤収

17:00過ぎに始まったライブも、3時間半近くを費やし20:30前に終了。宇多丸氏についてはライブ終了後都内へ移動→21:30放送開始のラジオ番組(TBSラジオライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)生放送をこなす(放送開始には間に合わなかった模様)→日付変わるタイミングでMUMMY-DDJ JIN両氏も番組に合流→日付変わる→DJ JIN40歳のバースデーを迎える(その瞬間はコマネチをしていた)→番組終了後3人を含めて打ち上げへ...という流れだったようです。

自分も合わせて21:30前ギリギリに帰宅しラジオ放送もチェック(早速『ダーティサイエンス』LIVEの模様が録って出しされてたのには驚いた!)、ライブを振り返りながら夜を過ごしておりました。


10回目を数えるKing Of Stage、個人的には初のライムスター横浜Live、見どころの多い非常に"攻撃的"な内容、"さすがw"の笑わせポイント、また初の試み(? で良いのかしら)となった座席指定会場でのツアーライブ(オールスタンディングの特長でもある"場所取り"をしなくて済む余裕感が無くなると言うのは一定のメリットは有ると思うので個人的にはアリ)…と言った感じで楽しさ満載のライブでした!

ライブ中に話した客演モノ然り、MUMMY-Dがコメントしていた『まだまだ成長出来る』然り、今後もRHYMESTERの作品及びライブは楽しみが尽きません!次のアクションも待ち遠しい限りです。