ライムスタープレゼンツ 対バンイベント『ベストバウト Vol.1』に参戦してきた #rhymester
RHYMESTERのライブとしては3/23の『KING OF STAGE VOL.10』以来。割とペースが早い感じですね。3連休の最終日、海の日のこの日、対バンイベント第1弾としてこの日に開催された『ベストバウトVol.1』に参加して来ました!
開催会場はLIQUID ROOM@恵比寿。こちらの会場も以前、RHYMESTERの所属する会社関連のイベントで参加して以来ですね。
- [http://www.liquidroom.net/:title=LIQUIDROOM [リキッドルーム]]
- キューンミュージック20周年記念イベント『キューン20 イヤーズ&デイズ』RHYMESTER/ねごと @恵比寿 LIQUID ROOM 2012/04/13 - Shinya’s Daily Report
本日の対バン相手:
RHYMESTERがこの企画『ベストバウト』の第1弾に選んだ相手は…SOIL&"PIMP" SESSIONS!6人組のジャズバンドグループで『爆音ジャズ』『Death JAZZ』等と評される、世界でも評判が高い方々です。
RHYMESTERとのコラボ曲『ジャズィカンバーセイション』(競輪のCMで耳にする事も多いと思います。『ザ・ヒューマンスポーツ、競輪』のナレーションは宇多丸師匠ですよ!)、また椎名林檎との楽曲『殺し屋危機一髪』も最近出てますね〜。
開演〜SOIL&"PIMP" SESSIONS PART
冒頭、ライムスの3人がステージの上に登場。今回のこの『ベストバウト』新たな試みと言う事で、宇多丸師匠なぜか興奮を抑えきれず『エクスタシー!』と叫ぶw
チケットは即完売だったそう。何でも『キングオブステージ』よりも売れていたそうで。いやまぁこの組み合わせでは聴かない訳には行かないでしょう。個人的にはキングオブステージも同等、若しくはそれ以上のチェック度合いですけれども。
以前、SOILのライブにライムスターが出向いた事があり、今回は逆?の形、ライムスターのホームにSOILを呼びましょうか、という流れだった模様。ここで宇多丸氏『向こう出向いた時、きっと観客は「ラップいらね」って思ってたんだろうな〜」w
SOILの演奏開始後、程無くして社長(アジテーター担当)が『King of Audience!! 今ここにその片鱗を見たぜ!』と良い感じで盛り上がったものの、その後台詞を噛んでしまい若干グダグダにw まぁそこはご愛嬌。
1時間無い位の演奏時間でしたが爆音ジャズと言うだけあって音圧がモノ凄い!ジャズと言うと静か、守りな感じの印象を受けますが彼らのジャズは本当、攻めてますね。世界中で評価を得ていると言うのも納得です。ちなみに終盤社長が拡声器で煽ってたのですが、全く何言ってるか聞こえてませんでした(笑)
ちなみにSOILの1曲目はRHYMESTERパートでも1曲目に演った『The Choice Is Yours』の元ネタ『I Believe In Miracles』だったそうです。この辺のチョイスも心憎いですね〜。
RHYMESTER PART
小休止後、割と突発的な感じで『The Choice Is Yours』のイントロ→そのまま一気にボルテージ急上昇な感じで幕を開けたライムスターパート。ちなみにライムスターパートのセットリストはこんな感じでした。
1.The Choice Is Yours 2.H.E.E.L 3.Just Do It! 4.MC 5.ちょうどいい 6.Deejay Deejay 7.スクリーム 8.MC 9.ミスターミステイク 10.サマー・アンセム feat. 小野瀬雅生 11.Once Again
- 1.The Choice Is Yours
- 『選ぶのは君だ』のヴァースにちなみ、宇多丸氏『選挙行けよ!』
- 4.MC:
- 『SOILは盛り上がり過ぎでしょう!』『ライムスの客は質が良いね』『つーか盛り上がり過ぎw』『上手いし、タフでワイルドで頭おかしくて、大大大スキ♪』
- PIMPの演奏の力は凄い。今回はSOILと正反対の事をしよう。即ち…何もしないw ある曲をそのまま掛ける。声の部分も抜かない。インストですら無いw MUMMY-D『気が散るんだよな〜』
- 5.ちょうどいい
- 前述のMC通り、ホントにボーカル入ったままの音源で演ってました(笑) ちなみに曲名は言ってましたが聞き取る事が出来ず。
- 6.Deejay Deejay
- この曲も既存の曲を掛けてアクト。ちなみにこの曲はDJ JINの2枚使いでした。
"キエるマキュウ" MAKI THE MAGIC氏急逝について
- 訃報 : キエるマキュウ official weblog
- ナタリー - キエるマキュウのMAKI THE MAGICが急逝
- [http://amebreak.ameba.jp/news/2013/07/004084.html:title=[訃報] MAKI THE MAGIC(キエるマキュウ)が死去|NEWS / REPORT[ニュース/レポート]|Amebreak[アメブレイク]]
この日起きてこのニュースを目にし、本当驚きました。まさかこの御方が…という感じです。
RHYMESTERとは『ビッグ・ウェンズデー』『Come On!!!!!!』など、最近では最新アルバム("ダーティサイエンス")でも『ドサンピンブルース』で怪演?振りを発揮していたMAKI氏。それこそこの前のKing Of Stage Vol.10@パシフィコ横浜でも暴れっ振りに大いに楽しませてもらっていたのに...死因は脳内出血とのことです。
RHYMESTERを含め、邦楽HIPHOP界に於いて様々な功績を残して来られた氏がこのような形で去ってしまわれる事は、また数々の作品がもう生で聴くことが出来なくなってしまうのは非常に残念でなりません。謹んでご冥福をお祈りいたします。
そしてこの件について、逝去が報じられたのが今日の今日、彼とも非常にゆかりの深いライムスターのライブ当日という事もあり、何かやるのか、若しくは何かコメントしてくれるのか…という点についても(このニュースを事前に知った観客は)多少なりとも気になっていたのでは、と思います。
『Deejay Deejay』終わりのMCにて、宇多丸氏が『今日、"大事な仲間"が無くなってしまいました。(MAKI THE MAGIC氏だと名前は明言せず)、その件について今日(のライブで)何かをやるか等色々検討したけれど、突然の事で気持ちの整理がついていないのでそういう(追悼企画とか)のは今日はやりません。まだ死んだと言う事が実感出来ていない。そこからステージに上がって来そうな...』と言った旨のコメントをしておりました。『野暮な話でごめんね』と宇多丸氏は言っておられましたが、こういう形でちゃんと言及してくれたのはファンとしてもある意味ホッとした部分があったのでは無いでしょうか。真摯にこういう事についても時間を割いてコメントを述べてくれるRHYMESTERの面々はやっぱり素晴らしいと思います。
何よりライムスター御三方自身も心境的に正直ライブをこなすどころじゃ無い部分もあったでしょうに...完璧以上のパフォーマンスを魅せてくれた事に感謝したいと思います。
という訳で続き。
RHYMESTER/SOIL&"PIMP" SESSIONS PART
- 宇多丸氏、SOILを呼び込む前に『盛り上がるの分かってるからな〜、(盛り上がったら)予定調和でしょ』『この場合、取るべき道は2つ。1つは…盛り上がらないw』『もう1つは、予想を遥かに超えて盛り上がる!』
- 『さぁ、誰が来るんだ?w』『Scoobie Do?』『いや、(今後)来るかもしれないけどさ』
- SOILの面々登場、社長『ウチラは普段、言葉が無いところでやっているけれどもそういう中で(RHYMESTERは)ウチラのお約束、気持ち等をバシッと言葉にしてくれました!』
このパートで演奏された曲は以下5曲。
1.ジャズィ・カンヴァセイション 2.B-BOYイズム 3.フラッシュバック、夏。 4.ライムスターインザハウス 5.スタンバイチューン(曲はSOIL&PIMP SESSIONS『Mature』)
初っ端からこの曲ですよ!何とも贅沢。盛り上がりも半端無かったです。
そしてこの後はSOILの演奏に乗せてライムスクラシックと呼べる曲を連発。『ライムスターインザハウス』は色んな場所で色んなアレンジで聴く機会がありますが、このバージョンもメッチャ格好良かったですね〜。ちなみにコボレ話として、この曲を以前やった時にMinmiがライムスの面々の事を『Soul Scream〜〜!』と呼んだらしいです(笑)
一旦『ライムスターインザハウス』でステージを捌けた後、オーラスの曲として演ったしたのは『スタンバイチューン』。曲はSOILの『Mature』だったと思います。(『まちは』って言ったのが聴こえたので『街は』or『町は』かと思ったが、そういう曲が無い・また社長のこの楽器が印象的だったので多分この曲なのかなと。間違い御指摘等ありましたら教えて頂けるとありがたいです。) ちなみに初っ端の宇多さんヴァース、思いっきり入るタイミングを掴み損ねておりましたw
そんなこんなで大盛況のうちに幕を閉じた『ベストバウト Vol.1』!『このライブが基準になるので、今後出るアーティストは大変だなこれは』的な事を宇多丸氏が発言してましたが、ファンからすると大いに楽しみとなる発言でもありますね。今後参加予定のアーティストが誰になるのか気になる所ですが(Scoobie Doは遅かれ早かれ出るんだろうな〜)、早く続編の知らせを聞きたいものです。