聖飢魔II ICBM(Inter Continental Black Mass) TOUR @川崎市教育文化会館 2010.09.20
この人…いや悪魔達の音楽をリアルで聴いていたのは中学生の頃。当時は進められてそこそこ聴いていたのですが、その後〜20世紀末に解散してからは暫く距離を置いた形となってました。
しばらく前に25周年を迎えて期間限定再集結、ライブツアーも開催!という事で、どんなライブなんだろう?と興味本位でチケットを入手し、参戦してきました。
ライブ及びトークに関しては様々な映像動画等で『折り紙付き』である事は分かっていたので、演奏演目自体もさる事ながらどんだけトークで楽しませてくれるのかなぁ、とも期待。
この日の会場は川崎市教育文化会館。調べてみると川崎球場の近くと言う事なので川崎球場まで車で向かい、球場駐車場に停める事に。
横浜に長い事住んでて、川崎にもしょっちゅう足を運ぶ事があったにも関わらず、川崎球場を目にするのは生涯初めて(笑)『おお、これがあの歴史的な熱戦が繰り広げられた…』と感傷に浸りました。到着が開演ギリギリだったので、ほんの少しの間ですが。
会場付近に到着。開演予定(18:00)5分前位でしたが、長目の入場列が残っていました。辺りを見回すと、結成から25年もの活動歴があるグループならではなのか、やや年齢層が高めな印象。ロック・ヘビメタ系のライブに参戦するのは初めてなので、やっぱりその辺ならではの空気感というか雰囲気の違いは微妙に肌で感じました。
来場客の中に、がっつり悪魔メイク(!)をされている方が何人か居たのにはかなりビックリ。気合いの入り方が違うなぁ〜と感心しましたが、あの悪魔メイクをするのならトコトンまでやってしまった方が逆に恥ずかしく無いのかな、とも思う。
開始予定を10分程過ぎた辺りで、『地球防衛軍』のテーマと共に開演。何だかベタ〜なネタの持って行き方だなぁとも思いつつ、初っ端から軽い笑いを頂きこれからのライブの期待感が煽られます。
以下、ライブ本編の所感を箇条書きで。
- 全体を通じて、様式美的な美しさというかスゴさはひしひしと感じるものがあった
- にしても、デーモン小暮閣下の声の出方(高音域)、半端ねぇなぁ〜…。
- 開演から1時間程して、がっつり20分近く休憩時間が挟まったのには驚き。後ほど『年寄りだから休憩が必要なのだ』と閣下がMCで発言。確かにクオリティを求めるのならこういうのもアリだな。
- 総じて、MCは長め。ってか長過ぎ&サービス心旺盛過ぎ(笑)
- 『殺せ!』にまつわるMC(JACK THE RIPPER):閣下の本領発揮、各国の"『殺せ!』を何というか"の講義。
- 『林檎』に絡むMC(アダムの林檎):この辺りのMCはお決まりの流れがあるのでしょうか。最初は『?』と言う感じでしたが、内容を聴いてるうちにあぁ〜、そういうくだりなのねと納得。にしても長過ぎだ。観客もノリ良過ぎ(笑)
- 『蝋人形の館』イントロMC:閣下英語→ゼノン和尚和訳のやり取りが(半分アドリブも入っていたのだろうか)秀逸。
- メンバー紹介の時のMCも結構長かった。RISING SUN ROCK FESTIVALの話も随所に出て来ていたが、やっぱり閣下のトーク力は凄い。
- アンコールの時は、ファンの人ちゃんと『アンコール!』って言うんだ…。大概拍手(だけ)のアーティストライブをこれまで観てきていたので、ちょっと新鮮。
- アンコール終了→メンバーが捌けた後の閣下の舞台袖でのMC(アナウンス?)、これはライブ恒例なのかしら?例に漏れず長い。ってかサービスし過ぎだ。音声だけで5分以上は話してたのではないだろうか(笑)
個人的に曲や作品を把握していたのは『恐怖のレストラン』『PONK』辺り迄で、それ以降〜解散〜現在までの作品はそこまで詳しく無かったけれど、7割位知ってる曲だったので充分楽しめました。
バンドメンバー全員のクオリティの高さ・凄さ、そしてそれに匹敵する位のトーク、MCの面白さ・長さ(笑)。ファンも気合いの入ったレスポンスで応戦していたし、非常に内容の濃い、充実した約3時間(休憩挟む)でした。
チケットはもう一つ、11月中旬の中野サンプラザも押さえてあるのでまた暫くしたら黒ミサ参戦です。知らなかった曲達も少し予習して再参戦に備えておこう。
以下セットリスト。
聖飢魔II ICBM(Inter Continental Black Mass) TOUR @川崎市教育文化会館 2010.09.20 <第1部> ・GO AHEAD! ・WINNER! ・STAINLESS NIGHT ・1999 Secret Object ・Jack The Ripper ・REVOLUTION HAS COME ・BAD AGAIN <第2部> ・聖飢魔II ミサ曲第II番「創世記」 ・地獄の皇太子 ・RATSBANE ・アダムの林檎 ・DEMON'S NIGHT ・蝋人形の館 ・害獣達の墓場 ・BRAND NEW SONG ・FIRE AFTER FIRE <ENCORE> ・嵐の予感 ・EL DORADO