DevLOVE2012 Day1 Vol.2:Social Change 〜ソフトウェア開発者が経営者になるまでと、これからの戦略〜 / 倉貫 義人氏 #devlove2012 #devlove2012a
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- #devlove2012a 2012/12/15 DevLOVE2012 Day1 13:00〜 Social Change 〜ソフトウェア開発者が経営者になるまでと、これからの戦略〜 - Togetter
- Social Change 〜 ソフトウェア開発者が経営者になるまでと、これからの戦略( #devlove2012 資料) - Social Change!(登壇者本人によるブログエントリ)
- DevLOVE2012 に参加してきた #devlove2012 - Shinya’s Daily Report(DevLOVE2012 個人エントリまとめページ)
2012/12/15(土) 13:00 - 13:50
Social Change 〜ソフトウェア開発者が経営者になるまでと、これからの戦略〜 / 倉貫 義人氏
戦略。それは経営者だけの言葉ではない。 なぜならば、自分の人生のオーナーは自分自身であり、自身を資源として、何を目指すのかを考え、 そこに至る道筋を考えなければいけない。 それは、まさしく戦略である。 私の辿ったソフトウェア開発とそれをとりまく世界での経験をもとに、 ソフトウェア開発者がその未来戦略をどう考えれば良いのか、をお話します。
- 前座無しではじめます!
- 大分色々な所で講演させてもらいました。今日は今年1年分をまとめた。スライド90枚、多分終わらないw
- なので早口で行こうと思います。
- 自己紹介
- ソニックガーデンという会社をやっています。
- 社長の仕事:2/3くらいはブログを書いています。肩書きに『ブロガー』って書けば、と薦められたw
- 倉貫 義人 - SonicGarden 株式会社ソニックガーデン
- お客さん、ユーザに見てもらえる。また、社員に対しても発信出来る。
- 『心はプログラマー、仕事は経営者。』
- 昭和48年生まれ38歳、京都府出身。
- サービスと導入先:
- ソニックガーデンのマーケット領域
- これまで経験した変化
- キャリアの紹介
- 戦略とは何か…取捨選択。
- 戦略を何で選べるか。
- 過去と未来を結ぶのが戦略。
"海岸沿いのSIer"時代
- 就職先を探してたら、とある海岸沿いのSIerに入った。
- 社内では、エンジニアからマネージャー:
- ガラバゴスなキャリア戦略
- 自分を取り巻く環境も自分の価値。
- 自分にしか出来ない価値を見つける。
- 正々堂々と社外活動をする
社会人としての転職
- 社会人としての転職
- ディフェンシブな開発
- ディフェンシブな開発がもたらす問題
- SIビジネスの本質は保険屋
- 技術者から見たSIビジネス
- 『人月による見積り』と『成果物の完成責任』の捻じれ?
- プログラマの生産性が上がれば上がるほど、売上が下がる?
- 社内システムをアジャイルに
- Skip:コミュニケーションが力になる
- 社内システムの開発に従事
- 2007年04月に全社展開
- TIS会議→DevLOVEへ。(実はDevLOVEはここが原典だった!)
サラリーマンとしての契機
- 2007年部下の異動(サラリーマンの宿命...)
- 解散に対する危機感再び。
- プロダクトのOSS化を図る。
- 会社で新しいことをするには?
- 提案でなく相談:yes/noを求めない
- 肩書きはくだらないけど大切:ショートカット
- トップからの視点と言葉を身につける
- 経営者視点を持っているとやりやすいかも。
- サラリーマンは失敗してもなんとかなる。
会社の中で意識してきたこと
- クラウドビジネス
- Point od SalesからPoint of Useへ
- 買った時点が最高、そこから陳腐化が始まる。 :(例)製造業
- 常に使っている時点で最高、最新のものを利用出来る。:(例)クラウド
- 自分戦略についてのふりかえり
- オーナーシップを持つこと
- 今になって、『会社と個人は対等である』と認識。
- 自分の人生についてはオーナーシップを持たなければならない。
- 変化は自分から起こすこと
- 自分のチームをつくること
- きっかけ:入社2年目、フリーランスを検討していた。その時の言葉がとても印象に残っている。
- 専務のおじいちゃんに相談、『今辞めるのは辞めておけ、2つの事をしなさい。出来たら辞めても良いよ。』
- 名前で仕事が取れるように、有名になりなさい。
- 仲間を作りなさい。一緒に働いてくれるひと、チームを作りなさい。
- 自分のチームをつくること
- オーナーシップを持つこと
- 『ディフェンシブな開発』から脱却を
- IT投資のコストパフォーマンスの悪さ
- ベンダの見積りに於ける過重なバッファ
- 開発と運用で別の業者を利用していること
- IT投資のコストパフォーマンスの悪さ
- 究極のパートナーシップモデル
- 新たなニーズの発見
- エンタープライズシステムの分類
- 『完成指向』から『持続可能へ』へのパラダイムシフト
- バグが出てもすぐに直せるようにする
- サーバが落ちてもすぐに復旧出来るようにする
- データを変更しても対応出来るようにする
- ユーザのフィードバックで製品を変える
- バグが出てもすぐに直せるようにするためには?
- 品質とは何か?
- 誰が顧客なのか分からなければ、何が品質なのかもわからない。("リーンスタートアップ"より)
- そのテストの目的は何か?
- 継続すること、保守することが大事。
- プログラマが全部やろう。
- 運用
- LCC(ローコストキャリア)的発想
- 夢を諦めない企業にする
- そもそも新しいビジネスは難しい。
- 日本における企業のイメージ:崖から飛び降りるw
- 起業リスクをマネジメントする。
- ウェブで成功するにはお金がかかるのか?皆ホールインワンを目指してないか?
- 経験と学びの時間が足りない。
- いつまでも、いつからでも夢に挑戦出来る社会にする
- 顧問ビジネスと顧客向けサービス
- そもそも新しいビジネスは難しい。
- 一生の仕事にする
- プログラマとして高みを目指し続ける
- プロラグラマとは何か?
- ソフトウェアのエンジニアリング全てに責任を持つ。
- ソフトウェアの全てを見る覚悟
- ソフトウェアの価値とは?
- 動かし続けてこそ価値がある。
- 運用して、使ってもらう事が大事。
- 普通の人には出来ないんでしょ?
- どんな事に時間を費やすのか?自分の費やし方を考える。
- ビジョンのための仮説
- 実は、職人さんの方が価値が生み出せる。
- プログラマをスターにしたい
- さいごに:ソニックガーデンのミッションとビジョン。
以上、これまでの倉貫さん講演濃縮総集編、と言うべき内容の濃いセッション内容でした。
『プログラマとして高みを目指し続ける』『プログラマが全部やろう。』と言った部分には大いに共感するところではありますね。
年齢や立場の関係上、なかなかそう上手く行く事も無い状況ではあったりしますが、仕事でも仕事以外(趣味的に)でも、プログラミングをする事・プログラマである事は忘れずに、常にその部分は鍛錬を怠らずに今後も精進して行こうとしみじみ思いました...(油断してるとあっと言う間に勝手や感覚を忘れてしまいますしね...)
初日は本編渾身会の後、スタッフ業をされていた方々に連れられて2次会会場に少しの時間お邪魔させて頂いてたのですが、そこには倉貫さんや中村さんを始め草々たる方々が集まっており、元『海岸沿いのSIer』同窓会の様相を呈しておりました。緊張しちゃってほぼ何も話せないまま途中退出してしまいました...(^_^;) 懇親会ならではのぶっちゃけ話とかも聞けて楽しかったです。ありがとうございました!