JAWS-UG 横浜支部 第4回勉強会 に参加してきた #jawsug

何だかんだで勉強会に顔を出せてなかったここ最近。加えて『主催じゃない勉強会』に参加する事も2ヶ月位振り、という自分にとっては久々なポジションでの参加となりました。

テーマとしては『AWS』。JAWS-UG横浜主催の今回のイベントは、これまでにあまり無かった『RFPを元に提案(資料作成→発表)を行うワークショップ』と言うなかなかに興味深い内容のものでした。JAWS-UG横浜でのイベントは第1回に参加申込していたものの、スケジュールの都合で参加出来なかったので今回が初のJAWS-UG横浜参戦となります。


会場はアットウェア株式会社@横浜。個人的には横浜道場関連で何度も足を運んでおりましたが、今回はその辺りと参加者層が異なっていたのか(もしくは、今回対象としていた参加者層も変わっていたからなのかも知れません)、殆ど初めてお会いする方ばかりでした。


会場受付をされていたのはJAWS-UG横浜代表、真吾 (TwitterID:@yoshidashingo)さんでした。先日"出張ブロガー"として執筆した以下のエントリの件もあり、名前を告げると『あぁ、あの...』的な反応をして頂けましたw @yoshidashingoさんを始め、JAWS-UGの多くの方々を紹介させて頂きました。

13:00 - 14:30 / チーム分け、AWS概要説明

一旦会場説明等あった後、参加者を分野、AWS経験度合い等で振り分けてチーム作りを実施。約30名の参加者で計5チーム編成。


そして吉田さんによるAWSの概要説明。利用したのは以下スライド資料でした。気持ち情報が古い(2012年06月末時点のもの)ですが、概要・全体像を把握するには持って来いの内容ですね。


また、この後には『AWSカルタ』を使って遊ぶ(と言うかサービスを覚える)時間が。初心者用にはアイコン及びサービス名が、そして上級者用にはアイコンのみの記載がされたカルタを、読み上げに合わせて取るサイクルを計2回実施。(雰囲気掴む1回目→ガチの2回目)

左が初心者用(アイコン+サービス名)、右が上級者用(アイコンのみ)。

自分は初心者用で参加しましたが、まだまだ概要とサービス名が紐付けし切れて無いですね。その辺を強化する点でも、この『AWSカルタ』は絶好のツールだと思います。超欲しいんですけどどこかで入手出来たりしないのかしら?


吉田さんスマホで読んでたからどうしてだろう?と思ったらこういうことだったのね。

AWSカルタ、欲しいなぁ...(  ̄- ̄)

また、AWSカルタは現行サービス名(30数種?)のみのようなので、用語とかアイコンレベル?のもので用語解説的な意味合いの『AWSカルタ』ならぬ『百人一首AWS』(100個暗記する為の)とかがあると良いなと思ったり...w


各班最も多くカルタを取った人には、共著者でもあり今回スタッフとしても参加されていたsuz-lab(TwitterID:@suz_lab)さんのサイン付きで『Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド』がプレゼントされました!

Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド

Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド

こちらイベント終盤で時間を設けて行われたサイン風景。

14:30 - 15:00 / RFP説明

RFPのざっくりした内容としては以下。

  • 既存ECサイトクラウドに移行。
  • 低コスト運用、アクセス増、障害対応のしやすい構成を構築。
  • 現在サーバのEOSLが迫っており、これを機にクラウド化したい。
  • 現状、突発的なアクセスが有ると落ちる時もある。

その他、様々な条件状況、要望が書き込まれた2枚の用紙がRFPとして各チームに配られました。

ポイントとしては幾つかあったのですが、『リニューアル後にはWBSの取材を検討しているので、放送によるサーバダウンの可能性もある』的なものが盛り込まれていたのがツボですw 現状の規模やアクセス状況としてはそこまで大きいものではない、と言った印象でしょうか。

15:00 - 17:00 / 提案作成

チームでディスカッションを重ねながら、イベントの終盤に発表する提案資料を作り上げると言うのがこの時間帯。およそ2時間近く準備されておりました。

今回一緒にチームを組まれた方々(便宜的に"Aチーム"となっておりました)は、各々分野での経験はあるものの、AWSに関しては私も含め熟知はしておらず、皆さん軽く触っていた(もしくは使い始めた)という人達ばかりでした。

うちのチームは特に明確な役割を持って作業分担をしたという感じでは無く、全員で情報や意見をを出し合いながら要素を絞込み、内容を詰めていった感じですね。個人的には中盤からは意見を元にパワポ資料に起こしたりもしてました。

資料は...手元にあるけど内容的に恥ずかしいので未公開でw

17:00 - 18:00 / 提案発表

この時間は各班の成果発表、及び『提案相手であるお客様』役に扮した、イベントスタッフ陣の容赦無いツッコミタイム。各班順番に発表を行なっていきます。

ちなみにお客様の会社名は...


『容赦無いツッコミ』は冒頭から立て続けに火を吹き(…役割に徹していたという側面もあったようですが、それでも各者の指摘は鋭いものばかりでした)、発表者の面々もたじろぐ場面が多数w でも逆にこういった場でそういうレベルのツッコミを受ける事が出来たというのは、とても有益な事だなぁとイベントを振り返ってみて思いました。スタッフの方々も指摘後『…と言うのを言われたことがある』と付け加えていた場面もあり。

18:00 - 18:40 / 選考作業、模範解答・総括、表彰

優勝は1番手で発表を行ったCチーム。同率2位となったEチームの参加者それぞれに、AWSカルタでのプレゼント同様、デザインパターン本が贈呈されました。

イベント司会進行を努められた@yoshidashingoさん、そしてデザパタ本著者の@suz_labさんからの一言を以って、イベント本編は終了。


@yoshidashingoさん曰く、『スタッフ側の我々にも学ぶべき点が沢山あった』という旨のコメントが出ておりましたが、それ以上に参加者にとって、得る物もとても大きいイベントになったのでは無いでしょうか。中には『勉強会初参加』という方もいらしたようですが、全体を通して滞る事無く円滑に進んでいたようにも思えますし、内容も充実してましたし、良き"初参加"となったのではと思います。


会場御提供頂いたアットウェア様、JAWS-UG横浜の皆様(@yoshidashingoさん、@suz_labさん、その他スタッフの皆様)、参加者の皆様、ありがとうございました!

19:00 - 懇親会

この勢いで懇親会にも参加したかったのですが、翌日にも勉強会のイベント(兼司会進行)準備等も残っていたので参加は泣く泣く断念...(T_T)


ツイートを見ると、早速今後の計画も新たに動き出しているようで…。これはまた是非参加してみたいですね!


JAWS-UG横浜についても、今後は情報キャッチアップして行きたいところです。これまでの開催回を見てみる限り、2ヶ月に1回位は開催されてるのかな。

ふりかえり

@yoshidashingoさんがイベントの最中であったり、またはイベントの締めでもコメントしていたけど『何か改善出来る所があれば是非フィードバックを頂きたい』という事を繰り返し言っておりました。個人的には概ね良かったんじゃないかなぁ〜と思っているのですが、個人的なものと併せてイベントに対するKPTを挙げてみたいと思います。(※[to自分]=自分自身向け、[toイベント]=今回のイベントに関するもの)

  • (Keep)
    • [toイベント]提案発表後の容赦の無いツッコミ。あれはあれで、どういった点が弱く、指摘され得るのかと言った部分があらわになりますし、仕事でしか味わえないものだと思うので、こういった勉強会イベントでそういう緊張感が味わえるのはとても貴重な事だと思います。
    • [to個人]やっぱり実践系のイベントは足りない部分が良く分かる。実践してアウトプット、というサイクルは絶えず回っているようにしたいものである。
    • [to自分]今回ほぼ顔見知りの方が居ない、という状況での勉強会参加でしたが、これはこれで新鮮でした。全く顔見知りが居ないとまでは行かなくとも、定期的に新しいテーマや分野(=見知っている人が居ない・少ない)の勉強会やイベントにも時折顔を出すようにしたいですね。
  • (Problem)
    • [toイベント]ん〜、エントリ本文でも書いたけどそこまで『ここが困った』『改善して欲しい』ってのは無かったような。強いて挙げれば『内容に応じた(提案書作成の)時間がもう少し欲しかった』とかになるのかな。でも長ければ良い物でも無いだろうし、そもそも参加者それぞれのスキルや経験があればあの2時間内でそれなりのクオリティとなるものが出来ていたと思うし、一概には『短い』とは言えないんだろうなぁ。時間を長く取れば、その分じっくり個別のテーマについて議論を重ねる事が出来たのはあるかも知れない。
    • [to自分]参加者の皆さんの発表内容、そしてJAWS-UGの皆さんの指摘等を見ていて、個別のサービスに特化した部分も勿論必要だけど、その前に広くサービス全体を捉え・把握しておく必要があるな〜というのは強く感じた。状況に応じた判断、選択を行えるように、いかに『引き出し』を用意しておけるか、みたいなのはあるなと。色々知っておく必要がある。
  • (Try)
    • [toイベント]発表の後に、チーム毎に(チームに対しての)総評、指摘点、良かった点等のご意見を頂けると参加者としても参加者自身へのフィードバックが得られるのでより有意義なものとなるのでは、と思いました。
    • [toイベント]提案書の改善。これはイベント中にJAWS-UGスタッフの中でもテーマに挙がっていたようなので次回はより良くなってる事と思います。
    • [toイベント]提案書だったり模範解答?的な資料を電子媒体でも頂けると嬉しいかも。(※参加者限定とか?)
    • [toイベント]AWSカルタ、普通に欲しかったです...w カルタがプレゼントになるのだったら、割とガチでカルタ取りに取り組んでたかも(笑) (※書籍を持ってたから、ってのもあったしなぁ...)
    • [toイベント]確かこれも@yoshidashingoさんだかスタッフの方が振り返っていたような気がしたけど、模範解答・解説的なコーナーや時間(こういう場合はこういう案・方法がある)的な一言だとかがあると『なるほど』となってより嬉しいと思う。
    • [to自分]これだけサービスの数が多く、更には深度も(更新)速度も段違いとなるとカバーするのは大変だけど、それでも1つずつ山を登る以外には無い訳で、1個ずつ山を登っていく何かはやって行きたいところ。読書なり写経(実践)あるのみですかね。
    • [to自分]そういった意味だと、1つのサービスや1つのCDP(クラウドデザインパターン)について掘り下げて読み解いて行くという時間を作ると言うのはアリな気がしている。個人でもそうだし有志ででもそう。
    • [to自分]AWS個別サービスについての実践(ハンズオンとは違うかな?違わなくても良いけど、どっちかというと各自で動かして使い勝手や動作確認と言った『モクモク』の趣が強いかな)的な勉強会とか、またはCDPについての勉強会...これはシンプルにCDP本(設計編)をベースにディスカッション→CDP本(実践編)またはWebコンテンツ等をベースにしたモクモク実践とか。あ、いずれの勉強会も、参加費は会場参加費+AWS利用費用実費(=自腹自己責任)でw

ってな感じですかね。