2011年の勉強会を振り返ってみた inspired by #勉強会アワード2011

…という訳で、アンケートに回答する前に個人的に2011年参加した勉強会について振り返ってみたいと思います。アンケート回答については以下のノミネート対象の中から選ぶとは思いますが、どれを選んだかはここでは明かしません。

なお、以下に選んだ勉強会及びセッションについては下記の個人参加記録より選出。2011年は計71個の勉強会に参加しました。(ちなみに勉強会参加しだしたのは2010年10月から、2010年は3個参加)


アンケート回答に先立ちこのエントリを書く為にざっと思い返しただけでも共に10個以上挙がってしまった…。正直どの勉強会・セッションについても甲乙付けがたいものがあります。

ひとまずそれぞれ5個までは絞れたので、それぞれについて簡単なコメントなどを。
(※並び順は勉強会及びセッションが含まれる勉強会の開催年月日の古い順から並べています。)

ベスト勉強会 (個人的)ノミネート対象

2011/04/23(土) DevLOVE 今、未来に繋がるために帆を立てるとき。

通称『縦サミ』のこのイベント。嵩原さん、鈴木さん、和田さん、よしおかさんという超豪華スピーカー陣の講演を1日で全て聴ける(再演前のイベントでは朝イチでこの4人が並んでおり聴けなかった→この事が縦サミ再演の発端となった訳ですが)という何とも贅沢なものでした。私自身、大きなカンファレンス的な勉強会にもこの頃から出るようになって、『参加レポートのまとめ』という点でも徐々に周囲の方々に認知され始めて来たエントリの1つでもあります。

2011/06/18(土) Scrum Boot Camp 横浜

勉強会に参加するようになって興味を持ち始めて来たアジャイルスクラム及びその周辺の各種プラクティス。このイベントではそれらの片鱗に触れる事が出来、また1日を通して非常に刺激的な経験であったり、多くの出会いに立ち会う事が出来た日でもありました。その余りの素晴らしさに、手書きメモはノートをほぼ1冊使い切り、エントリをまとめるのに丸々1日掛かり、結果として全編ガチのネタバレエントリが出来上がってしまいました(文字数にして1エントリ40,000字超!)。この辺りから参加する勉強会もスクラムアジャイル関連のものが格段に増えた事を考えると、とても印象深い勉強会であったと思います。

2011/07/31(日) TDD Boot Camp 東京 1.6

その存在を知った当初から参加の際の競争率が非常に高く、直前に行われた東京1.5も敢えなく参加申込に漏れ(補欠)陥落。直後に予定されたこの東京1.6を逃してはならないと思い、万全の体制で参加登録に臨み、参加出来た初TDDBCでした。ちょうどこの日(7/31)が私自身の誕生日でもあり、また懇親会で和田さんにサインを頂いた際にも縦サミエントリの件を認識して頂けていたのも個人的には非常に嬉しい思い出でした。

2011/09/18(日) アジャイルサムライ読書会他流試合 道場大集合

IT業界に一大ブームを巻き起こした書籍『アジャイルサムライ』の発売とそれに伴う日本各所での読書会の実施。この他流試合にはマスターセンセイこと監訳者の角谷さん、西村さんも参加され、異色且つ激熱なイベントとなりました。発売から暫く経っている現在でも、各地に読書会が立ち上がり、活発な議論が今も尚続いている状態です。『アジャイルサムライ』を通じて、様々な業種・分野の方々と交流を深める事が出来、またイベント中でも色々な方々に言及して頂けたのがとても嬉しく感じた1日でした。熱量の多さにブログエントリも前後編2つに分けざるを得なくなったのも今のところこの『他流試合』只一つです。

2011/11/02(水) IT英語学習法カンファレンス

『IT英語学習法』という、他のエントリとは若干テーマや毛色が異なるものではありますが、その中身のインパクト及びエントリ公開後の展開に一番驚いたのはこの勉強会かも知れません。セッションの方でも言及していますのでここでは中身については割愛しますが、参戦レポート公開後に頂けたブックマーク数は何と500超!個人的に当ブログで一番ブクマを頂いていたのは『縦サミ』及び『PHPカンファレンス』の約50でしたので軽くその10倍を数日間で稼いだ事になります。テーマの広範さ・興味を持つユーザ層の多さを改めて実感したテーマであり、参加して良かった、あの場に居ることが出来て良かった〜と思えた勉強会でした。

ベストセッション (個人的)ノミネート対象

プログラマが知るべき、たったひとつの大事なことがら』

和田さん自身のこれまでのあゆみを振り返りながら、プログラマとしてどのような立ち振る舞い・日々の鍛錬を行っていくかについて切々と語るセッション。和田さんの様な人でも日々鍛錬を詰むことを怠らず、『いかに年下から学べるか』といった姿勢についても新たな視点を得る事が出来たとても興味深いセッションでした。まぁ冒頭の『やってみせる』のくだりで一気に興味を惹かれてしまったというのも大きいですけど(笑) 今回振り返りの際に改めて拝見しましたが、何度聴いても良いものですね。

『着陸、そして新たな出撃へ。:「次の時代を作るのは、老人ではない。」ボースンの白昼夢』

セッションを聴いたときの衝撃度はこちらも負けず劣らずでした。当時の時代背景や佐々木さんの年齢等を考慮すると衝撃度は2011年ピカイチだったかも知れません。定年をもうじき迎えようか…という人の道のり・歩みとは思えない程の内容の濃さ・レベルの高さ・そして意欲の凄さ。御本人は『超人では無い』と言った旨のコメントで謙遜されていましたが、間違いなく超人な御方です。このような方々が第一線級で頑張られている姿を見ると、私などもその何倍以上も努力しなければ行けないな〜と痛感させられてしまいます。

『英語勉強法の法則』

「ベスト勉強会」の項でもエントリしましたが、こちらの「ベストセッション」でもエントリです。ブクマ数のくだりは前述しましたが、内容についても『メソッド屋』の牛尾さんらしく、自らの経験や推察を元に非常に興味深い手法及び解説を展開。当日参加されていた方々が牛尾さんのトークに終始頷き、感嘆の声を挙げていたのが今でも印象に残っております。あの『オブ脳』で有名な牛尾さんの『英語脳』トークが間近で聴けた!という点でも(そしてその後のブクマ絡みでも)非常に印象に残るセッションでありました。

ペアプロセッション(×6)

『セッション』というには若干趣旨が異なるのかもしれないですが、印象度的には強いものがありましたのでこちらにエントリ。この回は全世界で同時に行われるペアプロ大会に東京が名乗りを上げ、そこに参加してきたという経緯なのですが時期を問わず世界各国でもどうやら実施されているようです。TDDBC同様、もの作りに関するイベントで他の参加者と技術交流を行い、見識・見聞を広められると言うのは何物にも得難い経験であり、あらゆる部分が勉強になります。1日で45分×6セッションとかなりハードでしたが、とても有意義な時間でした。

『ワンクリックデプロイ 101』

アジャイルコーチ兼レッドブルマスターの吉羽さんの講演(セッション)は、勉強会ノミネートの方でも挙げている『Scrum Boot Camp横浜』が自身初でした。以来様々なアジャイルスクラム関連エントリで@Ryuzeeさんのブログ記事にお世話になり続け、今も尚その状態な訳なのですが、そんな@Ryuzeeさんの諸々自動化を経てワンクリックデプロイに至るまでの解説及び実演セッションがこちらに掲げたものでした。キーワードとしては最近聞かない日は無い程のテーマですが、皆が悩み苦しみ目指す部分でもあるテーマについて詳細且つ分かり易く解説されたこのセッション資料は公開即記録的なビュー数を稼ぎ出しておりました。クオリティも注目度も極めて高いセッション(資料)であると思います。


…というわけで計10個、ノミネートしてみました。この作業に辺り自らの勉強会参戦記録を色々振り返ってみましたが、どれもが昨日の事のように思い出されて思わず横道にそれてしまったりしました(笑)

冒頭言及していた『勉強会アワード』についてはどれを挙げるかはここでは控えておきますw


『過去の記録を振り返る(振り返られる)』という点に於いても、勉強会参戦記録は付けておいて良かったな〜と思いました。皆さんもまずはメモ書き程度(日付・勉強会名・概要・簡単な感想)辺りから記録してみるのは如何でしょうか。そして皆さんも宜しければ是非、2011年の勉強会を振り返り、アンケートに回答してみてください。