Developers Summit 2013 参加レポート #devsumi 【14-D-3】「SIの未来ってどうなのよ?」SIer大淘汰時代にAWS専業で新しいSIの形にチャレンジする企業の舞台裏
- 2013 デブサミ 「SIの未来ってどうなのよ?」
- 2013/02/14 デブサミ2013【14-D-3】「SIの未来ってどうなのよ?」SIer大淘汰時代にAWS専業で新しいSIの形にチャレンジする企業の舞台裏 #devsumiD - Togetter
開催からだいぶ時間が経ってしまってますが、こちらのセッションに関しては参加したものの公募レポートにも寄稿しておらず、メモのまま眠らせておくのは勿体無いのでUPしちゃいます。ちなみにこちらのセッションは本日行われているデブサミ2013アワード&リバイバルで『ベストバリュー賞』を受賞した非常に内容の濃い、聴き応えのあるセッションでした。
セッション資料はこちら。
そして以下参加メモ。
- 考えただけで憂鬱なタイトルにお集まりいただき有り難うございます。
- AWS...これに専業、特化するという形、新しいSIへのトランスフォームをやっている最中、うまくいっているところです。
- 自己紹介
- サーバーワークス代表取締役
- 会社の紹介:
Action! by AWS
本日のメインテーマ:SIerって死ぬの?
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- 世間の論調:必要悪。終わった。保険でしか無い…
- 実際データを見ても、企業倒産件数増加(年間221件)、過去最悪!
- 2008年頃の私達も『SI\(^o^)/』な感じに。
<AWSでSIオワタの図> AWSでハードが要らなくなる ↓ ソフトもAWSを使えば流通が要らなくなる ↓ ユーザー企業が自分でシステム構築できてしまう。 ↓ SIオワタ\(^o^)/
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- 仮説からActionを、仮説を立てよう。ユーザー企業がAWSを使いやすくするための仮説を。
Cloudworksのコンセプト:日本語でAWSを使える
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- ユーザー数は伸びた。しかしビジネスで行くと有料ユーザは増えなかった。
- 有料:バックアップ、サーバータイマー機能など
- 2009〜2010年は大赤字。有料ユーザーは全く増えず。
- 大失敗の理由:
- 1.タイミング
- エンジニアが評価
- 2.仮説そのものが間違っている。
- SIの悪口が言われているのを見て、コントロールを取り戻したいという意図と勘違いした。
- 1.タイミング
- そこに震災。
- ウォーレン・エドワード・バフェット(アメリカの投資家・経営者)の言葉
- 大切な事は予測の精度を高めるのではなく、予測不能な事態が起きても最善手を打つ、『適応マネジメント』が重要。
- 未来の予測は、我々が思っている以上に当たらない。
- 得た学び:
- 顧客が望んでいるものはセルフサービスでは無く、新しい技術を安全に利用するための保険
- 日赤事例が示すように、突発的な事態への迅速な対応の方が大切だった。
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- Pivot and Action!
- Cloudworksは無料で続けAWSへの導入支援で有料化
- SI売上8倍に。
- やり方を変え、迅速にPivot出来たのが要因。
- Pivot and Action!
材料編〜クラウドをやってわかったこと
皆さんのこれからのアクション、プランに材料になると思います。
1.調達モデル
- SIerは要らなくなるんじゃないか?→否!絶対必要だ!なぜならお客さんが求めている。
- 言っている人は面白い程、中の人。
- 顧客はSIerを必要としている。ただし、求められるものは変わる。
- 喉が渇いた!↓調達チーム、品質チーム、人を準備する、ドキュメントで繋ぐ…
- 成果物としてバケツとか紙が出てくる。…この図は仕方無い部分もある。ドキュメントで繋がざるを得ない。
- これからは...
- ピラミッド型は人が多い事が前提で、コミュニケーションが重要なスキルだった。
- 下請け企業の役割は技術では無く、人材バッファだった。
- クラウド型調達では非常に小さなチームで構成、優秀なエンジニアだけ欲しい。
- 作らない技術=使う技術 が重要に。
- 組み合わせる分子式の知識
- AWSのCDP
- HerokuとEC2 SQS
- SalesforceとS3
- こういった知識は既に出回っている。これらを用いてお客様に価値を提供できるかどうか。
- 組み合わせる分子式の知識
- 作らない技術=使う技術 が重要に。
2.日本のクラウドとAWSの違い
- 戦艦ヤマト/ゼロ戦
- 利用者へのインパクト:
3.AWS導入に必要なもの
- お客さんにクラウドを導入してもらうために必要なものはなんだと思う?
- →予算。これが無いとどんなに理解があっても入らない。
- 1).社内編
- 2).顧客編
- 皆様にご質問:
- 1.会社経営のために必須の資源はなんですか?
- 2.それはどこにありますか?
- 予算が無くちゃ動かないですよね?銀行に置いてますよね?
- 何で大事なお金を銀行に預けているのか、セキュリティの面でですよね。(社内より銀行が安全)→可用性・利便性。
- 聞かれるポイントはほぼ決まっている。
- セキュリティ
- 従量制
- 国産との比較
- 大切な事
- 聞かれるポイントを事前に想定しておく事。
- チームが小さいくなり、1人でカバーする範囲が増え、伝える能力がより大切に。
- 私たちのアクション!
- 毎週金曜夕方に2名のエンジニアが社内で技術のLTをさせる。USTに配信も。
- Yammerでリアルタイムにフィードバック
- プレゼンやるというのはよく聞くが、フィードバックを受けている人はあんまりいない。
- 毎週金曜夕方に2名のエンジニアが社内で技術のLTをさせる。USTに配信も。
- クラウドをやってわかったこと
- 本日のまとめ
- 切腹してほしいという人が居たら申し出てください、という方、いらっしゃいましたら…w
- Action!
- 変化しない周りを嘆くのではなく、自分で変化を起こす方法を学ぼう!
- 周りの1人に、あなたが進めたい技術の話をしてみてください。
- 変化を楽しんで、SIは楽しい!未来がある!というメッセージを一緒に発信しよう。SIはダメだ、というのは自らに呪いを掛けているだけでしかない。
- It's your turn!
- ぜひ、今日これからアクションを起こして変えていってください。