DevLOVE2012 Day2 Vol.5:人間中心設計(HCD)の現場で七転八倒してきた10年間 / 伊藤 英明氏 #devlove2012 #devlove2012c
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- #devlove2012c 2012/12/16 DevLOVE2012 Day2 16:00 人間中心設計(HCD)の現場で七転八倒してきた10年間 - Togetter
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2012/12/16(日) 16:00 - 16:50
人間中心設計(HCD)の現場で七転八倒してきた10年間
- 伊藤 英明氏(TwitterID:@itow_ponde)
- 黒須先生の話を、実践寄りな感じで。
- 自己紹介
- (俳優の)あっちのヒトでは無いですw
- 芸術学部出身
- 特に後半は小難しい事をやっていました
- 2004年 U’eyes Design Incにプロダクトデザイナーとして入社
- 入社後初仕事はユーザビリティテストの記録係
- 2006年 業務的にはほぼユーザビリティエンジニア化
- いわゆる何でも屋(便利屋期まっしぐら)
- 2010年HCD-Net認定、人間中心設計専門家資格を習得
- 車好きの仕事、楽しいです。
- 自分のルーツの話『実は大学時代に決まっていたのかも』
- 教授に言われた事が響いた。
- 大学院時代は数学でデザインする研究をしていた
- ラフ集合による特徴分析からデザイン支援システムを作ろうとしていた
- 元々はお医者さんが使う手法
- 生活習慣と病気の因果関係を調べる
- デザイン要素が『式』で好き嫌いが『解』
- 解のために式がどうあればいいか
- 普段のお仕事の話『人間中心設計とは?』
- 背景:なぜ使い難いものが出来るのか?
- 産業革命以後の大量生産・大量消費
- 効率重視、コスト競争、高機能化
- 元々はOne to One
- 背景:なぜ使い難いものが出来るのか?
-
- 使い難いものが出来てしまう構図
- 目に見える分かり易い効率化、コスト競争、機能競争が重視されたものづくり
- 作る人と使う人の間にギャップが生じる
- 開発者とユーザのシステムイメージにギャップが生じる
- ※結果ユーザビリティ上の問題に発展、よいUX(ユーザ体験)を提供出来なくなってしまう
- ユーザ想定が思い込みになっていないか?
- 科学的、客観的手法などでのユーザーの本質的なニーズに迫る事が求められている
- 使い難いものが出来てしまう構図
- 人間中心設計プロセス
- それぞれのステップで何をやるか
- ゴールイメージを決めることが大事
- 利用状況の理解と特定
- ユーザ要求の特定・仕様化
- お試し案を作る
- 要求に対する設計の評価
- ゴールイメージを決めることが大事
- 人間中心設計プロセスを実施すべきか否かを判断
- 使っている現場を確認
- 状況を正しく把握するために最適な調査を実施
- ユーザ要求の特定/仕様化
- ニーズ・ウォンツの確認・推測
- 設計解の作成
- お試し案を複数作る
- ペーパープロト
- シミュレーター
- お試し案を複数作る
- 要求に対する設計の評価
- HCDプロセスにのっとった開発
- 日産LEAF早分かりガイド(伊藤さんが関与)
- 日産 | 電気自動車(EV)総合情報サイト | EVって、どんなクルマ?
- ユーザビリティテストによる評価
- プロトタイプを用いてタスク達成型のユーザビリティテストを実施、賞を頂いた!
- UXってなんなんでしょうね?
- 写真が語るUXとUIの違い - Nothing ventured, nothing gained.
- 手段と目的に分かれるのでは。
- もしかしてつながった?
- 『手段と目的』って『式と解』の関係と似ている?
- UX白書からの視点
- UX白書について、日本語翻訳版もあり。
- UX白書からの視点
- 自分が最近気にしてる話『HCDのプロフェッショナルって?』
- 作る人とユーザのギャップを無くす役目だった。
- 『ユーザの声』を後ろ盾に好き勝手なこと言ってません?
- 『ユーザはここが不便だと言っています』
- 『ユーザはこうしたいと言っています』
- ユーザの立場や視点に立つ=作り手の理解が足りないところや不備を叩く、であってはならないと思う。
- 『ギャップを埋める』から『間に立って繋げる』へ
- どうしたらそのように使えるのかを一緒に考える(作る人→使う人)
- ユーザが何を望んでいるのかを正しく伝える(使う人→作る人)
- HCDの専門家は(少なくとも運用する現場の人は)ゼネラリストであってほしい
- まとめ。
黒須さんのセッション同様、こちらの伊藤さんのセッションも非常に内容の濃い、学び所満載のものでした。とは言えセッション講演の数十分で内容を全て把握、理解する事はとてもじゃないけど無理なので、年末年始の休暇も利用しつつ、2013年はUXの勉強も行なっていこうと思います。