XP祭り2012〜ソーシャルチェンジ!〜に参加してきた(前編) #xpjug #whywg


(写真:A-2 アジャイルコーチ ラウンドテーブル開始前のひととき。)

毎年恒例のXP祭り。
もちろん、今年も開催します!
XPを知っている方も知らない方も、エンジニアの方もそうでない方も、
広く多くの人たちが楽しみ、多様な価値観が交じり合う場をつくりあげたいと思っています。
どうぞ一緒にご参加ください!

はい、と言うわけでございまして、今年も(と言うか参加したのは去年からですが)XP祭りの季節がやってまいりました。


開催会場は早稲田大学理工学部キャンパス西早稲田。開始時刻割とギリギリだったのでこの日は高田馬場からタクりました・・・(^_^;)


当日は去年同様、朝イチからの参加。加えて今回は参加セッションのスタッフ業も行いました。その辺りも交えて今回はレポートして行こうと思います。参加したセッションは以下の通り。(赤太枠で囲ったものが該当)

今回のXP祭り2012、レポートは前後編に分かれております。
こちらのエントリでは【前編】部分をレポートしています。
16:00以降の内容については【後編】をご覧ください。
10:00〜10:20 A-1 オープニング【トークライブ】 (Blogエントリ:前編)
10:20〜12:00 A-2 アジャイルコーチ・ラウンドテーブル
12:00〜 昼食&野良LT観戦、白熱風教室準備他
16:10〜16:55C-4 マチコ先生の白熱風教室 in Waseda.univ
〜45分で分かるBABOK:序章〜【ディスカッション】
(Blogエントリ:後編)
17:10〜17:30A-8 基調LT【基調講演】
17:30〜18:30A-9 LT祭り【LT】
18:30〜19:00A-10 クロージング
19:30〜懇親会

10:00〜10:20 (A-1) オープニング【トークライブ】


XP仙人であり、XP祭り主席実行委員でもある、小井土さん、福井さんによる毎年恒例のトークライブ(まんざい)です。
  • ここから30分は前説なんで…
  • 11年目なんですけど、初めての人は大体半分位居ます。
  • 懇親会もまだまだ募集中。行けますよ!XP祭り楽しいな〜と思ったら是非懇親会に。

XP祭り盛り上がってますか!平鍋です。上から読んでも下から読んでも平鍋です』

この台詞の後、司会お二人から速攻『違います』とのツッコミがw

内容については動画をご覧下さい。先日話題にもなっていた『レフトウィング/ライトウィング』に関してコメントされています。

  • 今日はお祭りですから、勇気を出していろんなひとと話しましょう。仲間を作りましょう。今日一日、よろしくお願いします!

この後、参加者に細長い、何かを印刷した紙が配られました。

  • 名刺サイズにカット、渡そう。XP知ってる人風に見えるw
  • XPのポイントが書いてあります。取っ掛かり、雰囲気として是非ご利用ください。
  • ここでアンケート取りたいと思います。XP使って開発してる人?scrumだ。WFだ。
  • まず、ソフトウェア開発に於ける目的、ソフトウェア開発をしていく上で必要だよねという所を聞きたい。
  • アジャイルで解決したい事は何か。共有したい。(ここで司会のお二人、参加者に今日来た目的などを順次尋ねていく)
  • XP祭りでは書籍プレゼントありますよ!
  • 初めての人とかが結構貰えるかも。スタッフはあんまもらえないw
  • もらった人はTwitterとかFacebookとか、書評で書こう。
  • 今日何を得たかったのか、目標をはっきり持って望んでもらえるとより充実すると思います。
  • 今日参加した目的をもう1回再確認してもらえれば。

10:20〜12:00 (A-2) アジャイルコーチ・ラウンドテーブル

アジャイル導入には、さまざまな組織的抵抗や障壁、進め方の失敗といった経験があると思います。
そんな問題の解決策を見つけるべく、アジャイルコーチをお招きしました。
座談会と質疑応答を通して、日本におけるアジャイル適用パターンの種を参加者と共に考えていきます。

アジャイルコーチ8人が壇上に一同に介し、参加者からの質問に縦横無尽に回答を繰り広げていくコーナー。1時間半を超える時間の中で、非常に内容の濃い質疑応答がなされておりました。

こちらのエントリでは可能な限り取ったメモを元に、質疑応答の再現を試みてみたいと思います。(※去年の『社長パネル』同様、発言者が誰であるかという点と、内容上マズそうな部分については伏せる事にします。)


まず8人全員、一人15秒程度の自己紹介。

  • 牛尾さん:『アジャイルコンサルタントです。ブログ書くと炎上します。』
  • @Ryuzeeさん:『導入コーチを専業としています。』→自己紹介コーナーの前に『このメンバーであれば、潤滑油的なビールがあるといいと思うんですけど…(笑)』


そして当初50音順?に並んでいた席順をとあるモノサシで決めた順番に席替え後、早速質疑応答開始!

Q.XPのコミュニティが解決しないとならない問題とは?
    • 業界的になんとかしなきゃいけないこと・最近サービス=ビジネスと一緒なので改善しないと行けない。
      • 一方でSIは改善のちからが働いていない。昔からのバージョン管理・人力テスト…昔の成功体験を捨てられない。
      • 現場の若い人達が出来ない、上の人からの拒絶を解消するのが課題。
      • お前邪魔だ!というのがてっとり早い。まぁクビになってもしらないけどw
    • コミュニティとして。XPは10年経つけど、ここに来ると元気になる。元気を自分の現場に持って帰れる。そこが強み。
      • ここに来ている人たちと出会って、悩みを共有したり人と繋がって新しいやり方を得て、現場に持ち帰れる。
    • 最近思うことはスクラムじゃなくてXP、という意義。エンジニアリング的なところがあるのでは?
      • スクラムがアカンという事ではないんだけれど(また炎上しちゃうよ)
      • エンジニアリングが空洞化、そこにみんな気づき始めている。XPであるところの集まりだからそこに意義がある。
      • XPの意義は何か?
    • 堅い企業では、中から動かすよりも外から動かすほうが早い。
      • コミュニティ、外の力はそういう所では大きい。(SI業界からすると)ヤバイと思うようになる。
    • (SIでは)会社でやろうとすると躓くことが多い。
      • 会社にいるとやる気成分が薄れる。こういうところでヤル気成分が‥


…と、ここで何と、HARADA Kiro(TwitterID:haradakiro)さんがステージ上に上がり、アジャイルコーチ陣にサプライズな差し入れが!

この後、口通りも滑らかになったアジャイルコーチ陣は回答の滑らかさも冴え渡って行くのでした…(笑)

    • これで先程の@Ryuzeeさんの掲げた課題は解決しました。
      • 成分が高まっても現場についた途端消えてしまう部分も。
      • こういうとこで身に着けて会社で試してみれば良いのでは。
    • こういうところで、って言いますが、『業界』ってなんですか?IT業界?
      • 私の場合は銀行・金融業界。
      • 思考を自由にする、勉強会では色々な人が集まる。いろいろな話が出来るのでそこを広げていければ。
    • コミュニティ参加としては後発。
      • 僕も元気をもらい、考え方が変わってきている。
      • 課題・色々わかってくると現場と結びついている人とそうでないひとがわかれてきている。
      • 現場でのガチ悩み相談出来る人と、そうでない人と。
      • もっとガチで現場改善して色々議論していきたい。
Q.現場の偉い人にアジャイルという言葉を言った途端、色々文句を言われる。『天才がいないと成り立たない』とか。そういうもんなのか?
    • XPの観点でいうとペアプロがある。
      • うまい人とやるとうまくなる。うまい人ばかりで集めるというのはそんなに出来ない。
      • チームで能力を高めるという活動をしていれば自然とスキルが高まっている。
      • なのでそれは完全なる誤解です。
    • いきなりプロダクトで試すのではなく、お試しで何かツールを作るなどして成功体験を得てからにしてみては?
      • いきなり本番でジャンプは難しい。
    • いきなり大規模プロジェクトをアジャイルでやるのは完全に失敗するのでやめておけ。そういう話も結構来るけど…
    • (質問に対して)そんなことない。********に居たらプログラムは組みませんから。(※当時の話です)
      • 沢山出来る人はまぁまぁいない。
      • 人として扱って、育てたら生産性があがるだろう。という考え。
      • すごいやつが集まったらすごいで!というのも確かです。地獄のような生産性(笑)
    • 幾つかエピソードを。
      • アジャイルやるぞ!って始めてるところがある。そこでは不幸な事にスキルが足りなかった。立て直すのは難しいかも。大きいところでいきなりはじめるのはダメ。
      • すごい優秀な人が居るチーム、若手はやりはじめたがその人はチームに馴染めず去っていった。『優秀か否か』というのと『アジャイルで活躍する』というのは必ずしも比例しない。
      • 開発を長年やっていたが、TDDペアプロを知ってやり方ががらっと変わった。そういうタイミングはあると思う。
Q.ペアプロの話が出たが、現場では1人1タスクだったりで周りの状況が見えない状況だった。ペアプロを提案したが『現実的では無い』と却下された。研究対象としてはいいかも知れないが、実業務としては現実的ではないと。その辺りについて意見をお伺いしたい。
    • 銀の弾丸的なものはない。
      • 確かに研究対象としてはいい。でも現場を納得させるには不十分。
      • 何で研究するか?それは効果的であるかを検証するため。全く意味が無いというのは思い込み。
      • ちょっとだけ試させて?とやるのが王道なのかも。
    • こういうとき、聞くのが重要なのかも。…んじゃ、試しにシミュレーションしてみましょうか?(笑)
      • 上司の名前は?***さんにしときましょか。(質問者=上司役となり、某コーチが手本を見せる形に)
(以下寸劇:)
コーチ:今回、***さんお願いがあるんですけど…チームで今、システムで一番重要だな〜と思うコトってなんですか?
上司:お客さんの利益を考えて...
コーチ:お客さんの利益を、か...
上司:バグの無いシステムを。
コーチ:ある取り組みを始めたいと思ってまして...レビューを効率化したいんで、そういう方法やってみてもいいですかね?
上司:期限通りに納期と質を守れるなら、邪魔に成らないなら。
コーチ:会議とか沢山やると全然進まなくて、結局バグが出ても対応する時間が無いんですよ。
上司:会議のやり方が悪いってのか?
コーチ:いや、そうでは無くて…
      • っと、これで出来るとは限らないけど(笑)
      • 相手の価値観を聞く。ラポールを形成して、ムードを形成して。
      • 『**さんに対して、もっとも重要な事は何ですか?』と問う。そうすると価値観が返ってくる。価値観に響くトークをする。


    • 言い換えるとラポールとか価値観とか…頭の良い感じ
      • 相手が不安だから反論してくるのだと思う。そこを解消していく。
    • 全然違う話なんですけど...
      • ペアプロは実装の時間は増えるけど(2倍にはならない)、作り終わった後のバグ率は格段に減る。
      • 長いスパンで見ればお得です、ってのは明らか。
      • 世の中的にデータはどうなっているのか、というところを知りたがる。
        • VersionOneや日経等で客観的なデータがあるので使った方がいい。
    • (上記回答に対して)ってのを出来る人はあんまいない。反論もされる。じゃあどうする?
    • (更にそれに対して)結果責任は上司、実行責任はチーム。
      • 我々が最高だと思ってやるのでアンタは結果責任だけとってくれ、と正面切って行く。
    • 大切なのは結果責任取るべき人に結果を上げる。そうすれば双方ハッピー。
Q.実際やってみて上手く行かなかった、解決策が無いだろうという事象について、何かあればお話を聞かせてください。
    • 一番直近で思いつくのは『危機感が無い人達』。
      • 実際くじけると、危機感がないので今までどおりのやり方に戻ってしまう。そこには苦戦している。
    • 上の方が先に動く。色々整うけど現場には落ちてこない。
      • 危機感はあると思うんだけど、火がつかないとくすぶって終わってしまうのでは。
    • スクラムを中心にやっている。全てが上手く行かないと考えて立ち回っている。
      • どういう風にチームに対して接するか。『いまのままでいい』と思っている人が一番大変。
      • 『今を改善したい』という人とやるのはスムーズ。
      • 優秀だとは思うが、そういう人に対してどうアプローチしていくかは皆さんに聞いてみたい。
    • あるチームや組織に対して『面白そうですね。』と反応してくれる人はそこから責めていける。
      • そういう人が一人も居ない、というケースでは皆流されてしまう。
      • そういう人がいる状態を作る、というのが大事かも。
    • いや、そこは2人以上必要だ。
      • 1人の場合だと、その1人の心が折れる。会社を辞めてしまう。
      • 味方がいたほうがいい。そこは1人だとしんどい。
      • 愚痴を聞いてくれる人を用意する。
    • そういう仲間をこの場で見つけたら良いんじゃないですかね?(会場から拍手)
Q.自社でアジャイルをしていて『ここは自社が一番上手く行ってるんじゃないか…』と思える点。その理由や背景などを聞きたい。
    • チーム間のコミュニケーションが比較的とれている。
      • 毎週みんなでワークショップをやっている。
      • 考え方やマインドが近くなってきている。チーム間に壁がない。
      • 悪い点、課題:技術的に弱い。今度コーチに来て頂いて鍛えてもらおうかなと。
Q.上司にペアプロを説得、というのは良く聞くが、それに対してチームメンバーにペアプロを説得する、という場合の策は?
    • 何かトラブルが起きた時に『一緒にやってみようか』と持ちかける。
      • ペアプロは問題解決に効果的なのでそこから。
      • フルタイム導入は難しいかもしれないけど。

 

    • ちなみに質問において、どういう所で問題があると認識している?(質問者:隣の人の状況を知らない、困っていても助けない、等と回答)
      • もしアジャイルをやっているのであれば、スプリントやイテレート等で工夫をしてみては。ペアプロを見込んだ計画。
    • そもそもチームを説得する必要、あるんでしたっけ?
      • そういう場合は、ペアプロ導入自体、踏みとどまるべき?
      • チームで何を解決すべきかが優先、そこにペアプロが有効なのかを考える。
    • アジャイルな開発が個人にロックオンするというのはあんまりない。
      • 評価制度に問題があると気づくと、360度評価に変えるように仕向ける、その方がコーチとしてやりやすい。
Q.大きい所の場合、出荷の際の社内プロセスを通さないといけない、そこに長い期間が掛かる場合、発注側としてお付き合いするときは成果物を定期的にチェックするにしても、厳しい場合も多い。その辺りの壁・ギャップについて。
    • 社内の品質基準とお客さんの品質基準は何ら関係がない、そういう契約にすること自体がNG.
      • 作り手側の論理だけでやってしまうのは良くない。
      • 回帰テストに何百万かけるのが有効ですか?

 

    • 現場がそれを動かすことは不可能。
      • 多分、一番上の方に働きかけるしかないのでは。
      • そういう人達と最初に組んでしまったほうが楽だよね。
      • 最初に巻き込めなかったらどうしましょう?『諦める!』(笑)
Q.課題解決型でdoing agileは出来ている。会社・組織をbeing agileにしたい。そういう話をした時に上司が『アジャイルは良い。ただうちの企業の強みを生かした上で導入してくれ』と言われた。企業文化の壁にぶつかった経験、その時どうしたのかを聞きたい。

ちなみに質問者は、以下のブログを読んで、この質問をされていたそうです。

    • 企業文化って何?
      • 結局、ぶつかってるのは人。
      • 人対人で考えた時に妥協策はあるはず。
    • 社内でそこそこ大きな会社で思うこと。
      • 取り組んでいる人達がいるなかで、アジャイルって言葉だけで毛嫌いする人も。知識の差を大きく感じるときも。
      • どれの話をしているか?という風に状況把握する。
    • 企業文化の強みを守る
      • 上長には、自分の思いを無視して行く。
      • 自分がいいと思う方に持って行こうとしてるので
      • 見せ方の問題だと思う。上長が思うやり方。政治的なアプローチ。
      • 現実に対応するときにはその人が求める方向に合わせて対応。
Q.外からチームを観ている立場。設計力、オブジェクト指向が課題だと思っている。どういうアプローチをしていくべきか。
    • 僕はチームの構成に応じて対応する。良ければ状況教えてもらえますか?
    • 良い設計の目的を考える。
      • 設計が上手く行ってないとき、何が原因なのか。
      • 設計の匂い。
    • 手前味噌で恥ずかしいけど、10年以上アジャイルをやっている。
      • 勉強する気のない人も多い。
      • やらない理由をつけている→でも不安を感じている。そこに『俺でもやれるんだ!』となれば変わる。
      • 『オブジェクトゲーム』でコツを体感してもらう。
      • 今の実力ではなくて、『自分でも出来る』と思わせる事が大事。

 

    • テストを書く、という文化を導入するのも手。
      • オブジェクト指向を導入し、テストをかけるようにする、効率的にテストが出来るようにアプローチしていく。
    • リリースのリスクを減らす、という点についてはテストは有効。
      • バーンダウンしてるからうまくいっているとは限らない。まだまだ改善出来るポイントはあるはず。
      • 現状に満足していると衰退の一途。そこは見なおしたほうがいいかも。
    • 最初僕ら(アジャイルコーチ)がテストを書いてみせる、Jenkinsを立ち上げてみせる、というのはケースとしてもある。
    • 技術レベルの高い人がいない、というのが課題。
      • やるにしても、どれだけ効果的なんだろう、どうすればいいんだろう?となってしまう。
      • 改善したい、とは思ってなくても、少なくとも『楽したい』とは思っている。でも思考停止してしまう部分もある。
      • そこにどう提示していけるか。
    • 良い事いってもいいですか?
      • そういうときこそ、コミュニティを利用してみては。
      • 自分らの中にそういう人が居なければ、コミュニティを利用してみる。
      • TDDBCやCodeRetreatなどオススメですよ。
Q.アジャイルコーチの弟子、スクラムコーチの弟子をどう育てていくか。自分がいるときには環境としてはある程度成熟しているのだが、離れていくとアジャイルであり続けられない。動きを持ち続けられない。それをどう打破していくか。ヒントがあれば教えて欲しい。
    • チームを解散しない!
      • ちなみに、どういう状況なんですか?(質問者:サービスを継続して行く際に、別のチームを作らざるをえなくなり、自分だけが離れていくケースです。)
      • 離れれば変わるのは当たり前。
    • 離れるのはまだ早いのかも。チームが自律的に動けるように、ある程度権限移譲などを教えこんでおく。
      • 離れて困るんなら離れなければいいじゃん。
      • (離れる準備は?)
        • 朝会のファシリテーション等で自発的にやらせてしまう。自分は居るだけ、という形にしてしまう。
        • 理想は、チーム全員がスクラムマスターを出来る、という環境。
    • 今チームを複数個抱えている。
      • 種は蒔いておいたほうがいい。でもおかしくなる時はある。
      • 週1でスクラムマスター(役)を集めて勉強会をやっている。
        • 今週あなたは何を変えましたか?というのをワークショップでやらせる。
        • それ意外の人はアジャイルコーチ役となり、disる。その継続的活動をやっている。
        • 社内コミュニティを作成。スクラムマスターは孤独である。話し合える環境を作る。
    • (上記の意見に対して)そういった機会、見学出来たりしますかね?
      • 先にやってる人たちはなるべく見せたほうが良いな〜と思っている。
      • 大きいところほど影響も大きいので。是非お願いします。

 

    • 形としては丸々離れるのではなく、少し離れる、というくらいがいいのでは?
Q.アジャイルを組織全体として推進していく上で、失敗を許容できて行くのが鍵。でも組織としては失敗したくはない。マインドセットのシフトは重要。マネージャー層がそう答えて来たら、どうすればいいですか?
    • 責任だけ取れ、で終わり。現場がいいと思うやり方でやる。
      • 納得出来ない人には結果で見せる。それが一番良い。
      • 死にものぐるいで成功させる。結果出せなかったら終わり。
        • 自分が何とか出来る範囲で。
      • 1個目は結構スムーズに行っても、2個めが大変。2個目は知らない人もやるから。
      • タバコ部屋パターン:上司の更に上を落とし、サンドイッチで攻める。
    • 逆に今のやり方で成功するんですか?なら変えなくてもいいのでは。
      • 違うことをやって、それで失敗するのが嫌なのでは。
      • うまくいく方法を探す、という方向でアプローチ。
    • まず話を聞く。
      • 失敗が怖い=何か不安を抱えている。そこを聞く。
      • うまく説明してあげれば、会社としてコミットするように整理していけば皆も進めやすくなる。
    • 自社のシステムならまだしも、お客さんのしすてむで試すのはどうかと思う。
    • どれだけ自分がその力(コネ?)を使えるか。その力を増やすことが先決では。
      • どれを使うのが自分は得意なのか。
    • ポイントは3つ。
      • 1.ファシリテーションで成果を出す方法、対人でも似たようなものがある。
        • 筋が通っていてもむかつく言い方だとカチンと来る。寝技的な、相手の不安に対峙する事も大事。
        • 『動かない』『失敗が怖い』上司との対峙。
      • 2.『ダマテン』でやる、どっちも大事。
      • 3.弊社に転職!
    • 中間管理職パターンです。
      • やはり抽象的な言い方になってしまうが、上に対しても下に対しても、どれだけ誠実であるか。
      • 誠実でなければ、一瞬で見破られる。
      • 多少意見が合わなくても、全力でその人を支える。
      • 少しでも良いと思ってもらえるように。
    • 色んな勉強をしている。
      • マネージメント・リーダーシップをしていると、『これアジャイルなのか?』となる時も。
      • 昔の人がよく考えられていたことなのかな、と。
      • どういう手段でどういう価値を提供するか。手段は最終的には関係無くなるのかも。
      • 現場で良くしていくために何をすればいいか。
      • そこにスクラムアジャイルが使えるのか。
      • 喜んでもらえるのか?

…と、この辺りでタイムアップ。ノンストップ1時間40分の『ラウンドテーブル』もあっという間に終了です。随所にタメになるコメントが散りばめられており、この時間だけでも十分お腹が一杯になるセッションでした。


最後にはアジャイルコーチ一同で写真を撮っていた模様です。さすが、画になりますね。


12:00〜 昼食&野良LT観戦〜休憩タイム

ラウンドテーブル終了後は、16:10からの『マチ子先生の白熱風教室』に関する準備などを。

というか、ラウンドテーブルで割とパワーを使ってしまいぐったりしていたのもあるのでこの時間を休養に充てた、というのもありました(^_^;)

このコーナーは、その辺りゆるゆると過ごした内容をコメントと写真で綴ってみようと思います。

ラウンドテーブル終了後、午後セッション『コンテンツ祭り』が行われるまでの間、A/B会場では野良LTが行われてました。『マチ子先生』絡みで@take3000さんが野良LTをされると言う事なのでその様子を観戦。







今回もまた、イベントに協賛して頂けた各者様から、書籍等のプレゼントの山、山、山。




会場受付周り。今年もまた、頒布コーナーは賑わっておりました。





昼飯は近くで肉を食いました。

その後はしばらく館内を散歩してみたり、併設セッションを窓越しに覗いてみたり。


こちらはサイトマップや事前に申込みが必要なセッションの受付情報ですね。デブサミ2013も開催が決定した模様です。

会場にはダルビッシュが居ました。実はこの人の他にも、もう1人(計2人)居たようです。:-)


そんなこんなで、割と早い感じで16時を迎えます。TOCfE会場前で開場を待ちつつ、終了と同時に会場入り。いよいよ(BA/BABOKグループとしての)本番です。




【後編】へ続きます。