『第2回 ビギナー編 AWS User Group - Japan 東京勉強会』に参加してきた #jawsug
(写真:秋葉原駅界隈)
前回第1回に引き続き、AWSビギナー編の勉強会に参加してきました。
会場は前回と同じく富士ソフト株式会社セミナールーム@秋葉原。
ATND告知のページでも述べられていましたが、講師が(玉川さんを除き)異なる形となるものの、テーマは前回第1回のものと同じ。なので(第1回参加者にとっては)復習的な側面もありました。自分はそれに該当していたのでその流れでのメモになります。(っつうか、第1回終了後から第2回開催まではAWSに関する実践的な事をしてなかったので復習ってよりも改めてお勉強しなおし、って感じだったけど^^;)
AWS概要
- Amazon Data Services Japan 玉川憲さん(TwitterID:@kentamagawa)
クラウドコンピューティングの定義からAmazon Web Servicesのご紹介まで全般的にご説明いたします。 ・今までの社内サーバルームやデータセンターを利用した「オンプレミス」と「クラウド」の違い ・AWS上でのシステム構築 ・仮想サーバ以外のサービスのご紹介 等を中心にお伝え致します。 http://aws.amazon.com/jp/
玉川さん鉄板ネタの例の『アレ』から始まってAWS概要に関する部分は前回と同じような流れ、内容だったのでこの辺は割愛。(前回ブログをご参照ください)
- 前回と被って無さそうなとこでメモ取っためぼしい個所は以下。
- クラウドに関する『都市伝説』とその真実
- クラウド導入時の考慮点(皆様の不安点)
- 価格
- 従量課金は見積もり出来る。じつはよりコントロールが効く!
- データ転送料見積もりサービスあり
- EC2料金、ディスク料金を見積もれば大まかにはOK
- ある構成の見積もり例
- セキュリティ
- ネットワーク性能
- バックボーンはめちゃくちゃ強大
- 震災の後でもしっかりしていた
- 専用線接続サービス
- AWS Direct Connect
- プライベートクラウドを、パブリッククラウドで作れる。
- 移行のしやすさ
- 幅広いOS、UI、開発環境をサポート
- 主要なビジネスアプリケーションのライセンス持ち込み、サポートが適用可能
- 複数プラットフォームのZVMイメージをEC2に移行(インポート)可能
- その他、数々の勘違いされている点
- 価格
- クラウド導入時の考慮点(皆様の不安点)
- はじめてのアマゾンクラウド:シリーズ。
- ほぼ週刊AWSマイスターシリーズ
S3解説
- クリエーションライン株式会社 李昌桓さん
Amazon Simple Storage Service (S3) は、格納するデータ量に従って課金されるストレージサービスです。 非常に高い堅牢性と可用性を提供している他、暗号化やインターネットへの公開も可能です。 このストレージサービス S3 について解説致します。 http://aws.amazon.com/jp/s3/
- 自己紹介
- 書籍紹介
- 赤本
AmazonCloudテクニカルガイド ―EC2/S3からVPCまで徹底解析―
- 作者: 李昌桓
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 157回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
Amazon Elastic MapReduceテクニカルガイド ―クラウド型Hadoopで実現する大規模分散処理―
- 作者: 李 昌桓
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- クラウドストレージ構築ツール
- Amazon Simple Storage Service(S3)
- Cloudian
- Riak
- OpenStack Object Strage(code-named Swift)
- S3ツール
- (S3実践デモ)
S3の要点は簡潔にしつつ、CloudBerryを用いての各種デモ実演が多めとなったセッションでした。
EC2解説
- 株式会社サーバーワークス 柳瀬 任章さん(TwitterID:@oko_chang)
Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) は、従量課金制で利用できる仮想サーバを提供するサービスです。 数分でサーバが立ち上がり、スケールアップ(サーバの処理性能の増強による拡張)やスケールアウト(サーバの台数追加による拡張)も容易です。 また Amazon Machine Image (AMI) というOSイメージをもとに、Linux から Windows まで様々なOSを利用できます。 この EC2 について解説致します。 http://aws.amazon.com/jp/ec2/
- Amazon EC2解説当日用20120203
- View more presentations from Serverworks
- 自己紹介
- サーバーワークス 柳瀬 任章さん
- 好きなAWSサービス:ELB
- 参加理由:企業イメージ回復のため(?)
- 代表:大石 良さん…"大石くらうどのすけ"で全国行脚。『切腹します』
- 大石蔵人之助 - クラウド導入支援サービス
- →『あ〜、切腹のところのエンジニアさんですか』と言われるように。
- 社長が企業イメージを低下させているらしい(笑)
- 代表:大石 良さん…"大石くらうどのすけ"で全国行脚。『切腹します』
- 本日のキーワード(メモ取り損ねた。後にスライド上がったら反映)
- Amazon EC2(Elastic Computing Cloud)とは?
- すぐに使える
- すぐにやめられる
- お金は使った分だけ(1時間単位!)
- Webの管理画面から簡単に操作
- 必要な台数やスペックに変更が出来る
- さまざまなシステムを運用出来る
- Amazon EC2のイメージ図
- 仮想サーバ(EC2)を立ち上げれば、以下の方法でアクセス可能に
- ターミナル
- リモートデスクトップ
- コンソールなど
- 仮想サーバ(EC2)を立ち上げれば、以下の方法でアクセス可能に
- (実演デモ)
- サインアップは割愛
- EC2のタブクリック→EC2の管理画面が表示
- リージョンとアベイラビリティゾーン(AZ)
- 現時点で世界8か所
- ユーザーは任意にリージョンを選択可能
- 1リージョンにはデータセンターが複数拠点存在
- インスタンスの操作
- 選択すると宛先が確認可能。
- 選択したうえでterminate/reboot/start/stopの各種操作が可能。
- Elastic IP(固定IP)を取得
- EBSぼりゅーむとスナップショット
- 数クリックでスナップショットを作成することが出来る。
- S3に保存される。
- バックアップには非常に最適な手法。
- EBSとは?
- EC2への仮想外付けハードディスク
- サイズ:1GB単位で1tbまで
- EC2を使ってみよう
- (デモ)SSHの接続方法確認
- 数クリックでスナップショットを作成することが出来る。
- Elastic(伸縮性がある)たる所以
- EBSボリュームの拡張
- インスタンスタイプの変更
- タイプの変更が簡単に。
- スケールアップ/ダウンが簡単に変更可能。
- ※stop状態のものに限る
- まとめ
- 今日のキーワード、覚えて帰ろう。
- 次のステップ
- 各種Web記事への展開
- 自分で動かしてみるのが理解が早い。
- 今日はAWSにサインアップするまでが勉強会。
質疑応答
(質疑応答の一幕。背景にあるように、JAWS SUMMIT 2012というイベントが開催されるようです。日程は2012/03/02〜03。詳細は後日Webで発表されるとの事。)
最後の時間は今回の登壇者各者に対しての質疑応答コーナーへ。ざっくり以下のようなやりとりがなされていたようです。(詳細をあまり把握し切れてない)
- 無料利用枠に関する質問
- Windowsのサイズによる。
- 固定IPに関する質問
- Amazon DynamoDBが発表された:日本語化は?
- AWSに関しての動画があるらしい。
- とあるサイトのアクセス負荷に関する質問(個人ベースでアクセス負荷に耐えられず、お名前.comが止められた)
- 他者でEc2もどきのサービスは多数あるが、S3もどきのはあんまない。どうしてだと思う?
- S3はかなり昔からリリースされているサービス。データの耐久性において(99.99999999999%/イレブンナインをS3は実現)他のベンダーが価値を提供する事が困難なのでは。
またこの質疑応答タイムでは、件の大石さんが飛び入りで御参加。質問に回答しておられました。
若干時間が押しておりましたが、おおよそ21:30頃で全てのセッションが終了。
AWSに関しては便利さ等についてこれまでの参加で重々認識しているのですが、現在はまだ利用・実践には至ってない状態。その辺なぜなのかを振り返ってみると
- 仕事・業務で扱っていない
- 直近扱っていれば、仕事に役立てる為に…等と言ったきっかけでより踏み込めたりもするのだが
- 個人的・私的な理由で使おうという状態に至ってない
- 無料と言っても…な部分
- 使い方を誤るとどっかでガツンと食らうのでは?(この辺勉強不足だからそんなに心配ないのかもしれないけど)
- 1年間は無料です。ではその後は…?
- 使い方によっては1年間過ぎた後も使いたいけど、正直どんだけお金掛かるんだろう?
- 1年切れたら使わないって選択肢もあるけど、データ移行とかどうすんの?
- (とは言えそんなに心配するほどの事起きないから安心しろよ、って言われるがオチな気もするけどw)
辺りが思い浮かぶかな〜と。
幸いAWSに関しては前述のように非常に多くの参考資料が展開されているので、自学自習には困らない環境であります。その辺をお勉強しつつ、関連勉強会については(今後のビギナー編の展開の様子を見つつ)流れによっては本編の方に参加してみたり、というスタンスで臨んで行こうかなと思った次第でありました。
その他関連サイト: