『CLASSMETHOD 春の集中講座vol.2』に参加してきた

先日参加したFlex&Adobe AIR 勉強会(FxUG 第136回@東京)で告知のあったクラスメソッド株式会社主催による『CLASSMETHOD 春の集中講座』なるものに参加してきました。場所は飯田橋、クラスメソッド株式会社社内セミナールームにて。

「ご挨拶」

3日連続開催の2日目となる今回のVol.2、テーマは『Adobe AIR in Everywhere!”マルチデバイス時代のUXD』。

10分という時間の中で、ざっくりとこの日の概要紹介等。先日開催された『デブサミ再演』での講演時にも登場していた『ドジでのろまな亀』こと、堀ちえみさんがこの日もスライドに登場しておりました…( ̄ー ̄)

Adobe AIR for Android & iOS

Adobe AIR 概要
  • これまでは一般的にボタンのサイズ等、UIを気にしなかった→今後必要になる
  • TVの場合、リモコンに対応しなきゃならない…そういった事に注力出来るように、共有ソースコード領域を広げ、余裕を持たせる
  • AIR2.5
    • 2010年10月リリース
    • Android Marketからランタイム無償提供 最新AIR2.6
    • 携帯会社と協業・プリセットでも入れようという動き(海外):国内はOSカスタマイズに全力投球、この辺はあまり…
    • OS(Android)が自動でAIRランタイムをインストールするようにGoogleと調整している
    • 現在マーケットでは☆4.5の評価。概ね好評。
  • Adobe AIR×iOS
    • AIR2.6からios4以降をサポート
    • 2011/03リリース
    • AIR2.6ではAndroid版との機能差分実装
    • AIR2.7ではパフォーマンスを最適化
  • Package for iphone(PFI
    • Flash Pro CSSと共にリリースされた開発ツール
    • iOS3のみのサポート(AIR2.0)
    • AIR2.6 SDKに統合された
    • 2.6→2.7パフォーマンス比較
    • iOSに関してははだいぶ改善されている(カクカク→スムーズに)
    • iOS CPU/GPUの使い分け重要…使い分けで差がある、(メモリ的に)シビアな世界
    • モバイルアプリケーション独特のパフォーマンスチューニングは必要
    • モバイルOS対応状況について説明
  • リリースサイクルについて
    • 今まではゲリラ的だった→基本的に『四半期に1回』の形に変更
      • 第1、第3四半期に大きめのものを
    • AIR2.7は6月辺り?
AIR for Mobile API
  • 利用可能なAPI
    • 加速度センサー
    • Back/Menu/Searchボタンイベント
    • カメラ&カメラロール

…等々、他にも多くのAPIが利用可能。

  • 加速度センサー:コード実装例、デモ実演
  • カメラ機能:コード実装例、デモ実演
AIR for Mobile 開発ツール
  • Flex4.5
    • モバイルアプリ開発に対応
      • モバイルスキン
      • 画面遷移コントロール
        • 画面(View)スタックの管理を自動化/画面インスタンス破棄とデータの永続化/画面遷移メソッド
      • レイアウト
        • ActionBar領域/コンテンツ領域/タブ領域
        • 画面向きに応じた自動レイアウト
  • (FB4.5実演デモ)
技術情報(付録)

Flex4.5については、近日中にも上記『デベロッパーセンター』内でコラムも載せられるようです。これは期待大。

また、Flex4.5での各種デモ実演をそれぞれ見ていて、より一層Flex4.5への更新(現在Flash Builder 4 Standard Editionは持ってる)及び携帯端末の機種変へのモチベーションが高まって来ました!Flex4.5は5/20(金)リリース。時期を見て早めに更新してみたいと思います。

マルチデバイスとUXデザイン(仮)

嵩原さんによる実演。冒頭に、中身の方は先日行われた『デブサミ再演』でのセッション内容とほぼ同じという事で、若干流し聴きつつも差分的な情報で気になった部分をメモした感じ。

先日(4/23)のデブサミ内セッション詳細に関しては以下参照。

嵩原さんがセッション内でオススメしていた書籍の中で、個人的にコレは!と思ったのをピックアップ。

Effective UI: The Art of Building Great User Experience in Software

Effective UI: The Art of Building Great User Experience in Software

  • 作者: Jonathan Anderson,John McRee,Robb Wilson,The EffectiveUI Team
  • 出版社/メーカー: O'Reilly Media
  • 発売日: 2010/02/13
  • メディア: ペーパーバック
  • 購入: 2人 クリック: 36回
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以下の書籍については、結構おススメ!とのコメントでしたが調べてみるとAmazonでは絶版…。bk1でも注文前は『数日で届く』ステータスだったのですが購入した途端に『入荷待ち』に(この流れは多分在庫無しっぽい…)。以前『Groovy イン・アクション』購入時に在庫アリで助かった紀伊國屋書店で探したところ、在庫アリとの情報が!こちらも紀伊國屋経由で購入。GW中には届くようなので読み進めたいと思います。

また、UXを取り入れた案件で効果を上げた実例として、マネックス証券Monex Vision β』を例に挙げて経緯・展開を説明されていました。この辺りの詳細に関しては、嵩原さんのBlogにて詳細記事がエントリされていますのでそちらを御参照ください。

  • まとめ
    • 技術を全部やってみる。しかしハードの進化で解決でどうにかなるかも。
    • サービス、デザイン、(インタラクション、レイアウトなど)の共通部分の設計をちゃんとする
    • デザイナ、プログラマの協業
    • デザイナのデザインに対して技術的な観点から実現性についてちゃんとレビューしてあげること
    • なるべく理想を目指しつつ、適度なバランスを取る。

ビアバッシュ形式でQ&A

上記御三方を回答陣に迎え、セッション申込時のアンケートからの質問に応えるという『恋のから騒ぎ形式(by嵩原さん)』で進められたQ&Aコーナー。

質疑応答は結構多目にやり取りされ、またその内容もぶっちゃけトーク等アリで濃ゆかったのですが、幾分業務と直結するような内容も含まれていたのでこのコーナーの内容は割愛させて頂きたいと思います…。m(_ _)m UXD/UXデザイナーについてのトークについては現状も分かってタメになったかも。

勉強会の終了後には、嵩原さんと直接お話する機会もあり、そこでも有意義なお話が出来ました。

この『春の集中講座』、明日4/28(木)にも開催されるのでそちらにも参加予定です。