Flex&Adobe AIR 勉強会(FxUG 第136回@東京)に参加してきた
東日本大震災を挟んでのFxUG勉強会参加。思えば前回FxUG参加(3/9)から2日後に日本を取り巻く状況が一変したんですよねぇ…。
daoki2 (Twitter:@daoki2)さんの司会によりこの日の勉強会はスタート。
この日のセッションは全て『レベル5』=現場でバリバリ使っている人を対象とした内容。自分は現場でFlexを利用しているもののベースはFlex3なので、Flex4のテクノロジをバリバリ使って…というのでは無し。(^_^;) Flex3とはベースから異なっているのでFlex4攻略の取っ掛かりを得るべく臨みました。
まずは1つめのセッション:クラスメソッド:杉浦篤史さん(sokak TwitterID:@sokak)による『Flex 4 でのアプリケーション実装の実際』。
まずは業務連絡から。所属されているクラスメソッド株式会社さんにてイベントが行われるとの事です。26〜28の計3日間。興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
そして本題。箇条書き形式でめぼしい所をピックアップ。
- Flex3のアプリ実装方法には2つある(杉浦さんの命名・判断にて)
- Helper型
- Base型
- Flex3のアプリについては、Flex4でもこれまで通り開発出来る。
- Sparkコンポーネントを利用しなくても、mxコンポーネントで実装可能。
- Flex4
- 以下のコンポーネントを用いてみる。
- (Flex4 Sparkコンポーネントを用いての実践デモ)
- ステート切替時の生成ポリシーについて…itemCreationPolicy/itemDestructionPolicyの解説。この辺りについては以下も詳しい。
- Flex3ベースではViewStackで行っていた処理は、Flex4ではステート切替によって行う。(ViewStack使いまくりだFlex4では動かない)
- スキンとステートに関する勉強を行うには、Buttonコンポーネントがオススメ。Button/ButtonBase/ButtonSkin
- (※Button及び関連スキンのソースコードを見ながら実演)
- 画面の要素は全てスキン側で。プロジェクトの規模にもよるが、基本Flex4ではこのスタイル。
- Tips:
- Flex4を学ぶには(オススメその1):Flex4プログラミングガイド(書籍)
Flex4プログラミングガイド―Webアプリ開発のための「ツール」&「開発フレームワーク」 (I・O BOOKS)
- 作者: 廣畑大雅
- 出版社/メーカー: 工学社
- 発売日: 2011/02
- メディア: 単行本
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- Flex4を学ぶには(オススメその2):Flex 4 マスターシリーズ(Web)
- Flex 4 マスターシリーズ #01 MXML 2009 | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #02 Flash Builder 4 新機能 | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #03 Flex 4 ステート | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #04 Flex 4 CSS | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #05 Spark コンポーネント | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #06 データ中心型開発(DCD) Part1 | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #07 Spark Skining part 1 | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #08 Spark Skining part 2 | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #09 Flex 4 エフェクト | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #10 Flex 4 Spark Layouts | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #11 FlexUnit 4 | デベロッパーセンター
- Flex 4 マスターシリーズ #12 データ中心型開発(DCD)Part 2 | デベロッパーセンター
2つめのセッションは有川 榮一さん(arkw TwitterID:@_a1j_)による『Flex 4.5におけるyui-frameworksの使いどころ』。
-
- スキンのステートと、コンポーネントのステートとは違う。
- Flex4を知るには、やはり『Button』が分かりやすい。
- スキンMXML(ActionScript。モバイルだとスキンもActionScriptで書かないといけないらしい)
- ステート
- コンポーネントのレイアウト
- エフェクト
- ビュー
- 複数のコンポーネントを配置したコンテナ。
- コンテナに何を書くか
- 複数のコンポーネントを保持
- イベントハンドリング
- こんぽーねんとへの処理
- (コンテナ実演)
- BorderContainer:枠線が使える、SkinableCOntainerクラスを継承。
- ロジック
- データロジック
- サービス呼び出し
- データ加工
- 非同期処理
- イベントハンドリング
- ビューロジック
- ステート切替
- コンポ−ネントのプロパティ変更
- イベントハンドリング
- スキン
- レイアウト
- リソースバンドル
- スタイル
- 問題点
- ビューとロジックが分離されない
- イベントハンドリングが煩雑
- ビュー内のコンポーネントが増えると大変なことに
- ロジックが混在
- データロジックなのかビューロジックなのか
(↓そこで!yui-frameworkの登場)
- yui-frameworkの使いどころ
- ビューとロジックを疎結合にする
- イベントハンドリングをわかりやすく
- クラスの肥大化を防ぐ
- 振る舞い毎にクラスを分けるため
- 分業も出来るようになる
- メモリは食うらしい。クラスは多くなる
- でもその分、個々の処理はシンプルになる
- でも管理はしやすい、パフォーマンスチューニングもしやすい
- service.propertiesで各種切替簡単
- yui-framework関連情報は以下を参照。
本編最後のセッションは廣畑 大雅さん(taiga TwitterID:@taiga)による『Flex 4 Spark Component 活用 Tips』。
実際に業務で使った部品群を用いて実践、コード解説を行っていくというものでしたが、スライド資料もほぼ英単語のみだったのもあり、Flex4のスキルも足りなかった部分もありついて行ききれず…。実行サンプルやソースコード、資料が紹介されれば見直したい所ですが、どうなのでしょう…?
LTセッションは都合により参加せず。関連スライド資料UPを待って情報収集する事にしよう。
時期を前後してFlash Builder 4.5がリリースされたが、更新をいつするべきか。自分が持ってるのはFlash Builder 4 Standard Editionなので、更新版なら1万円かからず行ける。GW前後に検討してみるかな…。
Flex4自体の踏み込んだ勉強もそろそろ進めなければ。(`・ω・´)キリッ