Flex&Adobe AIR 勉強会に参加してきた

レベル1〜3(※レベルの解説はこちらを参照)の易しめセッションだった今回のFlex勉強会。個人的には開発でFlexに触れているのでもしかしたら物足りないかも?と思いましたが、得るものは多々ありました。


nod(funakura) (nod_japan_19xx)さんによるFlex/AIR関連のニュースなど、各種お知らせの後に今回のセッションが開始となりました。以下、レポートメモ。



初めての Flash Builder 4 (レベル1)

Keisuke Todoroki (keisuke322)さんによるFlash Builder4を用いた簡単なサンプルアプリの作成。

最近Flexに関する連載を書かれたそうで、以下のコンテンツとなります。全4回予定。嫁さんでも分かるような親切さ・分かりやすさを目指したそうです。(^_^ )

内容としては以下の公式情報を参考にされた模様。

実践・デモを交えて要所要所で解説を加えていきます。

  • プロジェクトの作成
    • アプリケーションの種類について:作成後でも変更可能。
    • AIRFlashプロジェクトへの変更は出来ない。(逆は可能)
    • サーバの種類についても後で変更可能。
    • AIR/Flashどちらのプロジェクト構成か曖昧な開発プロジェクトの場合は、Flashプロジェクトにしとくと良いよ!(んなプロジェクト無いと思うけど、との突っ込み付きで)
    • FXPはプロジェクトの取り込みでインポートが可能(FXP/FXLP/ZIP/フォルダ)
  • リリースビルドの書き出しについて
  • コンテンツアシスト機能の説明
    • 循環ヒント(全ての候補/プロパティ/イベント/エフェクト):Ctrl+Spaceを押し続ける事で切替可能(Windows)。
  • イベントハンドラの自動生成
  • DCD(Data Centric Development)
    • データ連携の箇所をウィザード形式で準備。
    • Twitter APIを使ってのデモ実演。
      • JSON形式のデータを用いた。
      • リクエスト情報/レスポンス情報設定
      • ※コーディングらしいコーディングをせずにアプリを作れる。
  • ウインドウサイズの変更に対して制約をつける事が出来る。
    • 四隅を[0]に設定する事で、コンテンツの動的変更に柔軟に・簡単に対応出来る。
  • レイアウトの切替も簡単。

[AIR 2.5] Flex 開発者向け StageWebView のお勉強(レベル2)

taiga (taiga)さんによるAIR2.5の新機能『StageWebView』の実演を交えた解説。

  • StageWebView:AIR2.5から使えるように。HTMLコンテンツを表示する機能を有す。
    • (HTMLLoaderとの違い)
      • 機能が限られているので、簡単に使える
      • 動作が軽い
      • モバイル上で動作する
  • 特徴
    • 非表示オブジェクトである。
    • タグで書けない。ActionScriptで記述する必要がある。
  • メソッド・プロパティ等
    • 動作可否:StageWebView.isSuppored()
    • 読み込み:loadURL(url:String) ※様々なスキームに対応している(http:, https:, file:, data:, javascript:)
      • data: googleのイメージ検索で使ってるらしい。
    • HTML文字列(タグを含むソース文字列)を読み込む事も可能。
    • 配置・サイズ指定
      • webView.viewPort = new Rectabgle(x, y, height, width)
      • 座標はグローバル座標を指定(localToGlobalを利用)
    • 破棄:webView.dispose()でGCの対象となる。
    • 主なイベント
    • その他メソッド・プロパテ等:主に履歴(historyBack/historyForward)に関するポイントを解説。
  • 注意点:
    • StageWebViewより手前に表示オブジェクトは表示出来ない。StageWebViewの裏側に来てしまう。
      • Alert
      • ComboBox、DropDownListなどのドロップダウン
      • Tooltip
  • Air for Android上における問題
    • PDF表示出来ない
    • HTMLのフレーム内SWF表示不具合

@taigaさん著のFlex4本、絶賛発売中!

BlazeDSなどのサーバ群連携(レベル3)

(1) nod(funakura) (nod_japan_19xx)さんによるBlazeDS(FlexJavaと接続するのに使うBlazeDSはリモート通信、メッセージ送信のためのオープン・ソース技術)のご紹介。

  • 開発環境の準備
  • デモ実演。DCDを使ったサンプルの実行。
  • 便利なツールの紹介:コード生成をブラウザベースで行うものなど。
    • BlazeMonster
    • ZamfBrowser

Flexやる者であれば使う機会の多い技術だとは思いますが、中々BlazeDSに絞って学ぶ機会を取ることが出来なかったので、何気に一番聴いておきたかったセッションではありました。実演交えて雰囲気を掴む事は出来、学びの際のトリガーに出来そうです。


LT&懇親会は都合により参加せず。発表資料UPを期待。

そして会の途中で告知があったのですが、次回(2011/04/13)のFxUG東京はレベル5(仕事でバリバリ使いこなしているレベル。(なんでも来い!))ばかりの内容になるそうです。どういう内容のセッションになるか楽しみです。