Jnario写経・実践記録 1.はじめに(Jnarioフィーチャーの紹介)

このエントリはJava製BDDフレームワーク『Jnario』の公式ドキュメントにある『Getting Started - Introducing Jnario Features』をざっくり読解・実践してみたものとなります。

1.Getting Started - Introducing Jnario Features
(はじめに - Jnarioフィーチャーの紹介)

Jnarioフィーチャー

JnarioフィーチャーはXtendを拡張して作られているそう。事前に読んどくと良いらしいがここではリンク紹介のみに留めて先へ進むw

フィーチャーの書き方
  • EclipseにJnarioの導入後、適当なJavaプロジェクトを作成。[ファイル]→[新規]→[その他]→[Jnario]→[Jnario Feature]を選択。任意の値を設定しひとまずはフィーチャーを作成。

  • フィーチャー作成直後。エラー出てます。

  • エラー箇所にカーソルを併せて[Command]+[1]を押下。ライブラリをクラスパスに追加しますかと聞かれるので実施、エラーを解消。

  • フィーチャーファイルはフィーチャーとシナリオから成ります。公式ドキュメントを元に、日本語で『2つの数値を加算する計算機のフィーチャー』の例を書いてみます。


  • キーワードについては以下のようなルールが。
    • Given:シナリオのコンテキストに関する必要な情報を記述
    • When:アクションを記述
    • Then:検証したい、期待する結果を記述
    • ※Andキーワードを使ってステップを分割する事も可能。


このフィーチャーファイル、保存すると(設定にもよりますが)以下の様に適宜Javaコード、及びドキュメントを出力してくれるのです。

Javaコードはこんな感じ。

こちらはHTML。

では、仕様に関するコードを書いて行きましょう。Eclipseの方でキーの補完設定がされていれば(※Macで試したので補完設定し直した)、御覧のようにガシガシ補完が効きます。

引数を伴う場合も、フィーチャーの方でパラメータ記述を行うとコードの方でも以下のようにJnarioのライブラリの方でよしなに対応してくれるようです。

一通りコードを書いてみました。

テストを実行してみましょう。フィーチャーファイルを右クリックし、JUnitテストを実施。グリーン(成功)で実行されました。

こちらは試しに失敗させてみたケース。

Backgroundで事前準備処理をまとめる

JUnitにおけるsetUpのようなもので、事前準備する際のコードが重複するような場合は『BackGround』でまとめる事が出来る。以下はその際のコードとJUnitテストの実行結果。

一度定義したステップは参照出来る

定義したものは補完で呼び出せる模様。

ビューの折りたたみ表示・展開表示

ショートカットキーを使い、記述した仕様の表示展開も可能に。

Macのショートカットキーでは上記のように割り振られているようだが、他との絡みで上手く動かなかったので別途キー設定で以下のように変更。

以下の様にキー設定で折りたたみ・展開表示出来てますね。