知のフリマ 2012 に参加してきた #知のフリマ


(写真:開催会場となったヒルサイドテラス代官山「HILLSIDE BANQUET」 ヒルサイド バンケット。中に入ってみると、普段の勉強会とは一味ちがう、おしゃれな光景が…。)


BA(BABOK)のコミュニティ( WHY-WG: ハッシュタグは #whywg )としてこのイベントに参加します!という流れでこのイベント自体を知ったのですが、コンセプトとしても面白そうだし(WHY-WG絡みのもの以外でも)セッション的に興味深そうなモノが幾つかあったのでこれは参加が楽しみだ!という事で割と参加を楽しみにしていたイベントでありました。


しっか〜し!

前日に当たる11/02(金)に突然体調を崩してしまい、その日はほぼ定時ダッシュ(具合悪かったので走れなかったけど)し、帰宅即btnqで回復に務めざるを得ませんでした。

最悪の状況は脱したものの、それでも家を出る事が出来、会場に着くことが出来たのは午後3時。(イベント自体はAM10時から始まっておりました)開始〜午後イチ辺りまでの興味深く、参加してみたかったセッションは悉く見送る破目に…(T_T ) 日頃の健康管理についての重要さを改めて通関した瞬間でありました…。


そんな訳でこのイベント、このレポートでお伝え出来る部分については限られてしまっておりますのでその辺ご了承頂ければと思います。(※と言ううか、そもそも想定していたものと違っていた節があったはあったのですが、それはまとめ本編にて後述...)


開催会場はHILLSIDE TERRACE@代官山。代官山駅から程なく近い場所にある施設なのですが、これがまたとにかくオシャレ。

案内板の指示に従って歩いて行くと、階段を降りた前に…ありました!

受付を済ませて、早速会場入り。

会場の雰囲気など

…と、会場入りしてまず始めに、『こっこれは…( ̄ω ̄; )!』と思ったのが、開催会場の雰囲気及び構成。

毎度のように、一応『勉強会』の括りでこのイベントを捉えていた為、形としては部屋に分かれていたり机などがあったり…等といった皆さんがおおよそ想像し得るであろう『勉強会』の雰囲気であったり部屋構成なりを想像していた訳です。

がしかし。最初に目にした光景はその予想を裏切るものでした。

まぁ一応、会場Map的なもの(以下参照)は事前に見てはいたものの、実際に目の当たりにすると『ほほぅ、こういう事だったのね…』と、ちょっとした驚きを隠せていませんでしたw


会場到着時に並列で開催されていたセッションの模様。各セッション多くても10名程度と少数でしたが、その分講師や他の参加者の方々とかなり密接に語り合い、手を動かす等の濃密な時間を過ごされていたようでした。



併設されていた『Y's バー』にて、参加者の問い掛けにろくろを回しながら応えるマチコ先生。


そしてこちらはメイン会場中央:お菓子売り場に居たアラアラしい女子。


一応、イベント開始前にはハッシュタグを用意しておいて今回もつぶやきまとめるかな〜とこれまた普段通りのルーチンで臨んでいた訳ですが&そして割とつぶやき量が少ない事に何でだろ?と思っていた節もあったのですが、これは確かにつぶやき辛いかもな、という印象はありました。これだけ密接に語り合い、そして手や頭を働かせるセッション(と言うよりワークショップ)であれば納得の展開。自分自身もセッションに参加していた場合、果たして通常通りにメモれていたかな〜という感じですwでも表情を拝見するに、総じて参加者の皆様の満足度は高いようでした。


会場来訪時には何故か空席のまま成果物が残されていたテーブルがあって、これにも『ん?』となりましたが、これは『セッションの90分間で終わりきらなかったので、是非続きをやりたい!』という要望に応えて、別途後のセッションで続きが出来るようです。出来るようにそのままにしておいた時の状況だったようです。

  • ちなみにお爺様の方は当日別セッションで講演されていた方のご家族の方で竹細工講師も担当(御年81歳!会の終盤で表彰状/感謝状を受ける一幕も)
  • またお婆様の方も同じくセッションで講演されていた方のご家族の方だったようです。この日若しくは前後に喜寿(77歳!)を迎えられたようで、参加された女性の皆様からお祝いを受けておりました。
  • 上記の情報、自分は当日の進行風景や雰囲気などから把握したのですが、詳しい事に付いてはメモ出来てませんでした^^; 関係者の皆様、事実に相違など有りましたら御指摘頂けると幸いです。


このように、通常自分(達)が参加している『勉強会』の括りでは中々会う事のない年齢層、または職業職域の方々もイベントには数多く来られていました。後述するトークセッションでもその辺の一端をやり取りから垣間見る事が出来るのですが、普段とは違う視点からの意見がこれまた普段なかなか関わる事の出来ない人達から聞ける・やり取りが出来ると言うのは新鮮な刺激なのだなぁという印象ですね。

トークセッション『マチコ先生とワナミとShirokappaのトークショー


…と言う訳で、こちらは通常通りのテイストでお届けw 写真を御覧になると分かるように、更にステージ最前列で実況(笑)


BA/BABOKのコミュニティグループで当イベントに参加するにあたり、トークショーを企画し、この御三方の組み合わせで晴れて実現と相成りました。果てさて、どんなトーク展開になるのやら…。


以下、ディスカッション内容です。(質疑応答に関する部分はなるべく個人を特定出来ないような記述で、御三方のトークに関する部分も事前に文章の確認をして頂き、了承を得た上でのUPとなっております。)


タケハラさん
今回はトークセッション実施にあたり、このテーマならこの方だろう、という感じでオファー致しました。途中参加者の皆さんとの質疑応答等も取り入れていきますので、是非質問などあれば宜しくお願いします。90分の長丁場、皆さんの質問が頼りです!w

(まずは各者自己紹介)

#0000CC;">和波さん:リーンスタートアップエヴァンジェリストです。
アメリカで生まれたこの手法を、日本でも広く実践して欲しい、認知させたい、成功事例を増やしたい、という思いで活動しています。
#FF0000;">マチコ先生:BABOKのエヴァンジェリストです。
BAの推進、啓蒙活動をしています。
#006600;">梶浦さん:15年程前に会社(現在70人超のSI企業)を立ち上げ(現代表取締役)、2年程前にアジャイルスクラム等の手法を会社に取り入れ、只今も絶賛取組中の日々です。
タケハラさん
では、他の人(分野)に対する、ふわっとしたイメージを。
#FF0000;">マチコ先生:(リーンに対して)対新規ビジネス。新しいビジネスを始めた時に、大変さに直面する。その時のためのもの。プロジェクトを引っ張っていくためのもの。
(スクラムに対して)私自身、以前仕事でやってた事がスクラムの手法と似ていた。『川添さん、それってスクラムですよね?』と指摘を受けた事がありました。
#0000CC;">和波さん:ちなみにこの3つ(BA/リーン/スクラム)、3つともちゃんと理解している人ってどれ位居るのかな?
(※ちなみに3つ全てを理解、把握されている方は殆ど居なかった。いずれか1つで2〜3割ずつ位挙手があった程度)
(結果を受け)と言う事は、それ前提で喋ったほうが良さそうかな。
タケハラさん
まずイメージを共有しましょう。
#006600;">梶浦さん:スクラムとは、目的に対して改善をしていく。透明化を促進、検査→適用のサイクル、PDCAを回すフレームワーク
(リーンに対して)『学び』、ですね。
(BAに対して)ビジネス的にも通り一遍のやり方では成功しない。そのためにはどうすれば良いのか、そこで使う知識体系。一つのツール。役割とツールの総称。
#0000CC;">和波さん:製品を作るよりもニーズを追求。成功に対して如何に柔軟に対応出来るか。捨てていく勇気を如何に持てるか、ジレンマ。
#FF0000;">マチコ先生:同じですよね。
同じだけど、アウトプットが違う。リーンは『事業』。
BAは成功の定義。ビジネスの成功:顧客満足度
#006600;">梶浦さん:ビジネスは利益あってなんぼ、
リーンスタートアップは、ビジネスゴールに利益を強く設定するため、お金の匂いが強いイメージがありますね。
BAはビジネスゴールは決まっていて、実現のための要求をどのように引き出し、検査するのかというイメージです。
スクラムは、実際に実現に向けてやっている人達に対してアプローチしているイメージです。
#0000CC;">和波さん:お客さんが居ても、最終的に赤字になってしまっては意味が無い。継続可能なレベルを探そう。
BAは要件、要求を如何に効率的に見出していくか?
#FF0000;">マチコ先生:立場が違うと取り方も違う。現場寄りの方だと、実現しなければ行けないことが本当にそうなのかを引き出す。
#0000CC;">和波さん:ちなみに皆さん、要件要求って皆さんイメージ付きます?
要件定義=一言で説明出来る方…作ること、ものを決める。何を作れば良いか。
これはソフトウェアに限らない。
#FF0000;">マチコ先生:もれなく無駄なく…この辺決めるのがBABOK。
#0000CC;">和波さん:この辺...アプローチを決めるのが難しい。
ゴールへの辿り着き方・アプローチを改善させるために使う手法がスクラムというイメージ。
目的地が分からないものも多い。
タケハラさん
昨今では、お客さんも何が正解なのか持っていない所からスタートする事も多い。
新しいビジネスの場合は何が正解なのかわからない事が多い。なので試行錯誤を経て見えるものを早く出していく。
変化に対応していく、そこにスクラムは当てはまるのでは。
#0000CC;">和波さん:目的地と辿り着く手段は刻々と変わってきている。
タケハラさん
ゲーム業界等はそういう色合いも強いですし、スクラムを取り入れているところも多いですね。
#FF0000;">マチコ先生:リーンスタートアップ、手順的なものはあるのか?
#0000CC;">和波さん:これを踏めば確実にリーン、というものはない。
BAは何をゴールに定めるか、スクラムはそこにどうやって辿り着くか。
リーンはゴールに着いた時に誰からご褒美をもらうか?を定義する。観客がゴールした時に、何に一番喜んでくれるか?その『何』を見つける。
タケハラさん
最初のコンセプトがいじれないと、作ってる側もモヤモヤしますよね...。
#FF0000;">マチコ先生:一杯のアウトプットを使えば精度は上がるけども、現在はそこは難しい。そこに沢山時間はかけられない。
できるだけ早く、精度を落とさないように、沢山アウトプットを出せるように、そこを求めるのがリーン。
#0000CC;">和波さん:一発勝負に賭けない。積み重ねの部分が大事。


(ここで質疑応答を挟む。)

  • Q.BABOKはゴールをどこに決めるか、という説明があった。通常、プロセスが見えている場合は問題がないと思うが、そうでない(プロセスが見えていない)場合も多い。BAが適用出来るのは、問題が見える場合・見えてない場合(それを顕在化させる)どちらなのか?(それとも両方なのか?)
    • (A).BAの定義としては、課題を見つけるところ、ビジネスニーズを分析するところ。
      • 場合によっては課題がわかってる場合(どう実現させるか)もあるし、そうでない場合もある。BAは両方。
      • BAを適用するシーンがピンと来なかったので質問してみました。
      • ビジネスニーズを見つけて、組織とのギャップを見つける仕事だとは思うが、ギャップがない!これで終わり、と言うことはある?
        • いや、無い。組織としてギャップは無かったとしても、やりたい事にはあるはず。それを解決するのがBA。
  • Q.IT業界が全然わからないのですが、これらの単語(BA, リーン等)はIT業界を出れば別の言葉に変わってるものなのか?(IT業界の方では無い方からの質問)
    • スクラム:野中さんがソフトウェア業界のところから創りだした。(スクラムの祖父語る「開発者は知的体育会系であれ」 − @IT自分戦略研究所)
      • 建築、製造にしても物理的なもの。対してソフトウェアはなかなかできてこない。
      • 用語としてはソフトウェアに限定しているわけではないが、割合としては多いのかも。
      • ITだけでなく、その業界以外にも知ってもらえると嬉しいかも。
      • 学びから次の策を得ていく。そこは一貫している。『僕の晩飯選びは常にアジャイルだね』(by 和波さん)
#0000CC;">和波さん:昔はイメージとして、『こういうことをしないと、XPとは呼ばせない』的な事が当初はあったような。
  • Q.PMBOKだと浸透しているイメージがある。他の業界だとBA等はどこまで浸透しているのか。
    • スクラム、BAは資格がある。リーンは...宗教みたいなもん?w
    • 資格を作ると、出来ると勘違いしてしまう側面も。
      • BAは試験を受ける資格が必要。実績が沢山無いとだめ。
      • 知識が体系的に学べるという反面、それを取る事が目的となってしまう。(自主規制1)とか(自主規制2)とか...
      • リーンの場合、失敗を繰り返して出来てくる所もあるし、スクラム/BAも同様。
タケハラさん
実際の活動で苦労されたことは?
#006600;">梶浦さん:名前があると大変。スクラムアジャイルと言うと、それは何か、と定義したがる。
名前を出したがために、足枷となってしまう部分もあった。
#FF0000;">マチコ先生:誤解を招いてしまう部分もある。難しいところですね。
#0000CC;">和波さん:何を期待されている、頼まれているのかか分からない事がある。
どういう形で目に見えてくるか。
リーンやりたいですか?→『やりたい!』
では最初にお聞きしましょう。新規事業何の為にやりたいんでしたっけ?→『う〜ん…』
何故リーンという手法を選ばれたのか、という所に直面することも多い。
なんかよくわかってないけど流行ってるし、いいことあるかも?的な。
SAPって知ってますか?あれともしかしたら似てるかもしれない。
Jim Coplien氏曰く、「Readyなバックログ項目がなければ、チームはビーチに行って良い」とのことだが、さすがにそれは難しいので、プロダクトオーナー、チーム、スクラムマスターが協力関係でいることが良いだろう。


  • Q.成功事例について、なにかあれば聞かせてください。
    • BAで言うと、ビジネスニーズが実現出来たこと。外資系の金融が多い。(以下マチコ先生)
      • 顧客ニーズを得るために取り組み、企画から一気通貫で出来るようになりました。というのは幾つか聞く。
      • 期間的には…2年位は掛かっていたような。
    • 成功定義とすると違いすぎる側面も。(以下和波さん)
      • 今年はリーンのキーワードが良く出てきており、取材等でよく聞かれるのが、『事例を紹介出来る企業を幾つか紹介して頂けると…』。
      • でもどれだけ行けば『成功』となるの?期待されている事例、って何?
      • SAPやってたが、良く聞かれるのがやはり『成功事例』。
      • なぜリーンをやりはじめたか。
        • この仕事を始めて、最初VBをやっていた。人生デスマーチしか味わったこと無いくらいに帰れない日々。
        • 肉親危篤になったけど行けない、とか。それはもう、やるせない…
        • なるべく上流へ上がろう。上流へ行って解決してやろう。でも上がった結果、"源流"で見たものは『何も決めてなかった』。
        • その過程でPMを担当:うつ病生産機。常に補充の日々。ホントに、何かがおかしいと感じるように。
        • ゴール設定が人によって違いすぎる。仕組みが、人を鬱病に追い込める形になってしまっている。
        • 5年半位、自分が『ブラック』であると自覚していた。そこに心底嫌気がさした。
        • 楽しく仕事を出来る機会を如何に多く作っていくか。そこにこれからの自分の人生を注ごう。
    • 梶浦さんはこの辺り、如何でしょうか。(タケハラさん)
      • 起業前はソフトウェアに触ってなかった。(以下梶浦さん)
        • HP制作会社をはじめた
        • それより以前はコンシューマさんに接する仕事をしていたので、『儲けよりも喜び、幸せ』を利益よりも優先したいと思っていた。
        • しかし、あらゆる要求、制約…失敗しないためにもルールでがちがちにするとよろしくない側面が。
        • スクラムでの自己組織化を支援する側面に興味を持ち、導入。
        • 導入当初、お客様に物足りなさ(至らなさ)を覚えさせてクレームがついたが、「今後今以上の成果を必ずあげるので、6ヶ月付き合って欲しい。それでだめなら私が前面にたってすべてやります」と言って、半ば無理やり付き合ってもらった。
        • 結果、今ではチームとお客さんに良い間合いが構築でき、お客様の満足度も挙がったと思う。
タケハラさん
BAはエンジニアに知っておいて欲しいと思う、何か学びについてポイントなどあれば。
#FF0000;">マチコ先生:役割関係なく、知っておいて欲しい。
MBAが大学行くなら知っといて当たり前、みたいに。
そこで『やさしく分かるBABOK』ですよ!w(若干ステマ
ビジネスに関係のない人は居ないので、是非BAは学んで欲しい。
#0000CC;">和波さん:今回のこのイベント、『知とは何なんだ?』というキーワード。
経験値:ちゃんと知見を得たから作り出せたのか、偶然からの産物なのかわからない。
振り返ってみないと分からない。何で成功・失敗したのかを振り返る。
ふりかえりをやるかやらないかで違ってくる。
そういう振り返りをいうものを得るために、フィードバック重要。
BAも『いままでやってきたことを振り返ってみろよ!』でしょ?ビジネス的には成功してるかもしれないけども…
株式市場からいくらほめられたとしても、未来を作り込めない!→一旦市場から降りてやり始める企業も。
タケハラさん
(参加者の皆さんにも対して)皆さんの企業で、ふりかえりをやられている方々は?
何がうまくいかないか(反省会)だけでなく、何で上手く行ったのかも振り返る。
#006600;">梶浦さん:スクラムはプロセスの中に『ふりかえり』を設けている。継続するためには絶対やらないといけない。
#0000CC;">和波さん:コードを作っても利益にならなければ、誰もコードを書かないでしょ?
でも実際そうなっていない状況も。
そういう仕組になっているが為にそうなってしまってる側面も。
タケハラさん
後にお三方からいい話を。(半ばムチャぶり
#006600;">梶浦さん:色んな知識体系とか出てきたけど、言葉に囚われては行けない。でも色んな言葉は知っておくべき。
ゴールはどこなのか。そこにまっすぐ進めているのか。
どれだけ現場を楽しく、上司や仲間を信頼出来るのか。
そこに恵まれてなければ手法を取り入れても難しい?
#FF0000;">マチコ先生:リーン/BA/スクラム...それぞれ、どれが必要で、というのではなく、全部必要。
自分の中の引き出しとしてそれぞれ用意しておくこと。機会が来たら使えるように…。
情報は揃えておく、というところから始めよう。
#0000CC;">和波さん:リーンが最大に求めていること:変化に柔軟な組織を作ること。個人を作ること。
両親の世代からすると(当時は)携帯が無い世代。そこから紆余曲折を経て今の世代になっている。
同じ価値観は長続きしない。賞味期限が短くなってきている。
また今後はより、変化をに対応出来る事が求められていく。変化に(一番最初に)対応出来るひとが生き残っていく。


…と、ここでセッション90分の時間一杯。

それぞれの分野にちなんだ踏み込んだ話題から、そうでない層の方々からの新しい切り口・視点(我々IT業界の人から見て)からの問い掛け等、幅広く投げられたボールに対して、御三方がそれぞれの持ち味を持ってしてそのボールを打ち返して頂いた、そんな感じの濃密90分でした。


なお、今回イベントではセッションの都度終了時に、アラアラしい女子(今エントリ2回目の登場)がドラ娘を兼任し、ドラの音をフロア内に響かせておりました。

懇親会以降

イベント本編終了後、程無くして始まった懇親会は、これまた普段とはちょっと異なる雰囲気となっておりました。

こちらは豪華お食事の数々。

そして何と、会の合間には生演奏も!これにはちょっと驚きましたねぇ。またタイミング的にはこの懇親会の比較的はじめの方で、前述していたお婆様の喜寿お祝いタイムが設けられておりました。



懇親会では色々な御方とお話する機会があったのですが、中でも一番興味深かったのがやまもとさをん(TwitterID:@sawonya)さんとのお話でした。

やまもとさをんさんと言えば、マインドマップ

最近ではこちらの書籍の挿絵も担当されています。

たのしい開発 スタートアップRuby

たのしい開発 スタートアップRuby


本当ならAM11時からのやまもとさんのセッションにも参加して見たかったのですが、エントリ冒頭にも書いたように体調不良もあって午前は丸々参加出来ずな状態…。それもあって、このタイミングではやまもとさんとマインドマップについて色々聞いちゃいましたw

どう書くか、と言ったマインドマップ自体の事も聞いたけど、それと同じくらい(それ以上に?)書く前にどうしてるかとか、書いた後どうしてるか等も。

また聞いていく中で、『あ〜、この辺は(自分も)同じような感じだなぁ…』とか、逆に『えっ、そうだったのか?!それは知らなかった』みたいなのとか、幾つか新しい発見、目からウロコなポイントも幾つかあり、懇親会もまた有意義な時間となりました。またどこかでお話を聞かせて頂きたいです!

懇親会にて色々とお話させて頂いた皆様、ありがとうございました!


今回のこの『知のフリマ』、(冒頭書いたように)普段参加しているような勉強会に類するものと踏んで参加したものの想像とは異なるテイストに面食らったのは確かでした。しかし寛ぎやすいスペース/手頃な規模感/多種多様な参加者層やテーマ…等と言った、普段では体験する事の出来ない組み合わせで時を過ごす事が出来たのは興味深かったですね。

ちなみに、今回のこのイベント、主催の野口 隆史さん(EM ZERO編集部)から任命されたがおりゅう(TwitterID:@DiscoveryCoach)さんが無双状態で場をファシっておられました。:-)

イベント開催にあたられた関係者及びスタッフの皆様、セッション講演者の皆様、イベント参加者の皆様。楽しいひと時をありがとうございました!


そして、BA/BABOK+αの面々は代官山から程近い都内某所にて2次会へ。味わい深いトークが引き続き繰り広げられたのでありました…


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