DevLOVE 社内勉強会×勉強会 「続けよう みんな、この歩みを。」に参加してきた #devlove #devlove0929


(写真:開催会場となった株式会社サイバーエージェント受付。)

約7ヶ月前、前回第3回に参加して以来の『勉強会×勉強会』。

思えば、この時は顔見知りな人は一緒に参加した自社の同僚のみ。そこから考えると今回の参加者のうち約半数は顔見知りであったり、TwitterIDと顔が一致する人であったりで、月日が経ったものだなぁ…と感慨。

前回とは若干心持ちの違った形で今回の第4回も参加してきました!


場所は株式会社サイバーエージェント@渋谷。開始時間ちょい前のギリギリ到着でした。

また今回は(事前に告知をしたおかげで)自社からは自分を含めて4人参加させる事に成功。うち2人は勉強会自体あまり参加経験が無い感じなので、この辺をきっかけに社外の勉強会やイベント等にも積極的に参加してくれるといいなと思いつつ『勉強会』の世界に引き連れてみました。

はじめに(主旨紹介/事務連絡)

DevLOVEスタッフの@ujtommyさんからDevLOVE及び今回の勉強会に関する簡単な説明。自己紹介を交えつつの約10分。

  • 今回で社内勉強会×勉強会、4回目です。
  • 共通のテーマ:
    • 『我々の現場』を共に前進させよう


この後各テーブル単位で自己紹介などを行いつつ、早速講演へ。

講演1「気の合う人達と社外で社内勉強会」(仮)


  • 自己紹介
    • 受託開発メインの会社
    • 派遣社員としてHadoopのお仕事に現在携わっている。
  • 1.勉強会をはじめようとした経緯
    • 2010年5月
      • 仕事でhadoopを使うようになり、勉強会に参加。
      • 漠然とした不安発生。
      • 自分も何かしないと。
    • 2010年08月
      • プロジェクト内で勉強会
      • 盛り上がらない...
      • 発表も参加も半強制が良くなかったのか...
    • 2010年10月
      • 言い出しっぺの法則/許可を取るの大変そう。
      • 社外でやるほうが諸々楽なのでは?
      • やる気が出て来た。
    • 2011年04月
      • 社内勉強開始動。
      • 勉強会に名前を付けた。
      • テンションを上げるため。
      • 『にゃるご』勉強会と命名
        • これまで6回開催
        • 品川区中小企業センター
        • 18:30-21:00
        • 参加人数:平均12人程度
        • 発表人数:平均4人程度
        • 運営にはGoogleサイトやGoogle group等を使う。
        • あるものを使う。会社のは使わない。
        • いつか自前で・・・と妄想中。
  • 特徴1:発表テーマ、時間は自由
    • 制約を設けると集まりにくい?
    • いきなり高ハードルで第1回で終わらせたくなかった。
    • 不安はあった・・・
    • 実施したテーマ
    • 無駄な知識って存在しないはず。
      • 何かしら得るモノはあるのではないか、。
  • 特徴2:幹事司会は持ち回り
    • 体験してもらいたい、という狙いもあった。
  • 特徴3:勉強会会場は社外。
    • 社外なら邪魔も入らなそう
    • 諸々連れてかれる心配もない。
    • 社外の人も呼びやすい(会社を辞めた人も)
    • セキュリティ的な問題も発生しない
    • 飲食可の会場ならビールを片手でもアリ。
  • まとめ:
    • (1).発表テーマ時間が自由な点について
      • 色々な種類の発表の場があり、良い知識共有の場になっている。
      • 気軽に発表に挑めるので、良い発表練習の場になっている
        • いつかは社外。
      • 質疑応答の雰囲気に慣れる事も出来る。
        • 営業トークで割としゃべれるようになった。
      • 問題:
        • 発表レベルについていけない場合もあり。
        • でも身内だから遠慮無く聞ける。
    • (2).幹事司会持ち回りの件について
      • 社会人には必要なスキル。その練習に。
    • (3).場所が社外な件について
      • (良い点)
        • 邪魔が入らない。
        • 社外に移動するのでモードを切り替えられる。
        • 本気で勉強会したい人が集まる。
      • (微妙な点)
        • お金が掛かる…参加者の負担が必要に。
    • (4).参加者が気の合う人な点
      • (良い点)
        • 参加者管理が楽。制御不能にならない。モンスター参加者など...w
      • (微妙な点)
        • 懇親会が只の飲み会になってしまう。まぁこれはしょうがないか。
        • 参加者があまり増えない…敢えて増やしてない部分もある。これもちょっとずつ増やしています。
    • (5).その他
        • ある程度回数をこなしたら、『ふりかえり』をしたほうがいい。
        • 成果・反省にについて話し合い。
        • 今後どうするかの大事な道しるべ。
    • (6).今後の展望について
      • 社外の人も読んでみたい。
      • 合宿がしたい。
        • ネタ集め中。
      • 社内LT祭り的な事が出来ないか画策中。
    • (7).最後に
      • 幹事も気楽に!
      • 発表者も気楽に!
      • 参加者も気楽に!
      • 気の合いそうな人と社外で社内勉強会してみませんか?

最後に質疑応答を幾つか。社内のメンバーと社外で、という形はうちの会社でも進められそうな一つの方向ではあるので、参考になる点も多かったですね。

講演2「Take Action!」



今回のイベントに参加した大きな理由の1つでもあるのが、こちらの講演。@heroweenさんとは各種勉強会で幾度と無くお会いしており、『湯島道場』等でも大いにお世話になってましたのでこれは是非とも参加せねば!という感じでした。


まずは今回の勉強会で講演を行うに至った経緯から。このパートは講演当時の本人の要望でもある『エクソシスト』のテーマを聴きながら(笑)

  • 始まりは突然に
    • ある夏の暑い日
    • ご縁があってdevloveの飲み会に参加
    • 2日後、私の元へこんなメールが・・・。

      • 次は@heroweenさんの番です。…ん?
      • おわかりいただけたでしょうか?

という訳でここから本題。エクソシストもここでOFF(笑)

社内勉強会について
  • アジャイル関連書籍の読書会
    • きっかけ:アジャイル開発への挑戦。
    • 目的:プラクティスやマインドを学び、疑問や不安を解消する。
    • 読書会の形式
      • 参加メンバーは12人
      • 毎回始業から20分。議論が中心。
      • 司会、記録係は持ち回りで担当。
      • 進行は司会次第
      • 1冊終わるごとにふりかえりを実施
        • KPTで実践。
      • 事前に本を読んでくる形式。
      • 現在2冊程読了。
  • Symfony2もくもく会
    • きっかけ:業務でのSymfony2の利用
    • 目的:リリースされたばかりで日本語情報の少ないフレームワークへの理解を深める。
    • 形式:
      • 参加メンバーは3〜8人
      • 社外からも参加されている
      • 週末の業後2時間程度
      • 基本はゆるーい感じで自由にもくもく
      • ハッシュタグあります。 Twitter / 検索 - #ultsymstudy
        • Symfony2のコミッタに捕捉された!広がる展開。
      • 終わったら飲み会(稀にスポンサーが!叙々苑開催もあったりした)
  • 実は・・・
    • 2つの勉強会を実施していますが
      • 読書会:2011年06月から開催
      • もくもく会:2011年08月から開催
    • と、はじめたのは最近。
  • 転機
    • 6月に転職しました。
    • 2つの勉強会はは転職後に始動
    • 転職前までは勉強会出来なかった。
社内勉強会出来ませんでした。


  • 社外勉強会へ...
    • 世間と自身の業務の隔たりから社外へと目を向け始める
    • IT勉強会カレンダーを発見
    • 手当たり次第勉強会に参加してみる
    • 世界が広がった。
  • 熱を社内に
    • 社内にも伝えたい!
    • 社内勉強会開催を考える
    • だが程なくしてひっそりと挫折・・・
  • 深刻な仲間不足
    • 周囲との激しい温度差
      • ポジティブ厨うぜぇ
      • 勤務地バラバラで時間も合わず
      • 業後の時間を費やしたくない人が大多数
      • 中にはこの業界に興味がないって人も
  • 他にも
    • 組織が〜
    • 同僚が〜
    • 環境が〜
  • でも...
    • これらの理由はただの言い訳でした。
    • やらない理由を探していただけ。
  • 挫折した本当の理由
    • 動く前に諦めてしまった
  • 機会を逸す
    • 動かなければ当然何も起きない
    • 周囲がどんな状況であれ、自分が動けば何か変わるかもしれない
    • 動くのを諦めた事で、そうした機会をみすみす逃していた。


  • Take Action!!
    • 何かを始めたい、変えたいと思ったらまず自分が動く。
    • もちろん、良い方向に転がるか、悪い方向に転がるかは動いてみなければ分からない。
    • どんな結果になるにせよ、動いた事実がある限り、反省も満足も次に活かす事が出来る。
社内勉強会出来るようになりました。
  • (転職前)
    • 反省・行動
      • 動かなきゃ何も変わらん
      • 社内プレゼン大会を機に行動を起こす
        • 年次が近い順でチームを組まされた
    • 結末
      • 失敗...orz よりぼっちに。
      • 変化を求めない周囲との埋め難い溝
        • 経営層と衝突、相容れない状態に...
        • 『ん〜もうこれは無理だな』『やるだけの事はやった』
        • 未練無く退職する事に。動いた上で諦める事に。
  • (転職)
    • 社外勉強会で知り合った方から紹介
    • 面談前にagile japan 2011でつぶやいていた人をフォローしたらボスだった。
    • 実はdevloveを始め、他にも幾つかの同じ勉強会に参加していたり。
    • 諸々あって入社が決定
      • 社外で動いていたことが功を奏す
      • ん〜、やれそうな気がする。
  • 下地
    • トップが勉強会に参加し、自らも勉強会を企画する人というのはデカい。
      • アジャイルサムライ読書会:湯島道場
      • アジャイルサムライ読書会:他流試合
      • 勉強会に対する理解があるというのはデカい。
      • その影響もあって、社外勉強会に積極的に参加する同僚が多い。
      • そこには既に耕された畑だった。後は声を上げるだけだっった。
  • 社外勉強会を始動
    • 声を上げてみた→あっさり仲間が集まり、社外勉強会を始めることが出来ました。
    • そして他の同僚達も勉強会を企画、始動し始めています
      • エディタ大戦をやるぞ
      • 来月からは『湯島道場(2周目)』も。
  • これから
    • 俺たちの戦いはまだ始まったばかり。
    • つまずくことも多いと思う
    • 社内外の仲間と共に頑張って行きたい。
  • 最後に・・・
    • Take Action!!

こちらも講演終了後に質疑応答コーナーあり。朝の読書会は『業務時間内に実施している(=給料が出ている)』というポイントに驚かれる方多数。やはりこの辺りは会社としての理解があるか否か(そして『理解が無い』所が多い)に尽きるのでしょうね。

ふりかえり(PicoDialog)

予め用意されていた質問フォームに対して各自ログイン→回答→集計、というサイクルでテーブルグループ内で語り合う、という『PicoDialog』を計5個の質問で実施。質問の内容/選択肢はざっくりこんな感じでした。

  • Q1.あなたは、社内勉強会にどのように関わっていますか?    
    • 1.運営している
    • 2.参加者である
    • 3.開催したいと考えている
    • 4.社内勉強会を辞めたいと考えている
  • Q2.あなたは、社内勉強会をとおして何を実現したいのか?
    • 1.能力を高めたい
    • 2.新事業を立ち上げたい
    • 3.開発を効率的に行いたい
    • 4.業界動向や話題などを共有したい
  • Q3.社内勉強会への想いを萎えさせるのは、次のどれですか?
    • 1.人数があつまらないこと
    • 2.上長の許可が下りないこと
    • 3.主催者の負荷がたかいこと
    • 4.勉強会の成果が出ないこと
  • Q4.社内勉強会を続けたいか?
    • 1.わたしの社内勉強会はもう続けられない
    • 2.続けたいが一人では難しい
    • 3.どうすれば良いか分からないが、とにかく続けたい
    • 4.自分がリーダーシップを発揮して続けたい
  • Q5.そのために、何ができるか?
    • 1.ここで出会った人や社外の人と協力して開催
    • 2.協力してくれる仲間を1人みつける
    • 3.参加者が興味を抱くようなテーマにする
    • 4.勉強して得た技術を発揮する場を設定して目標とする

各質問に対する解答→集計の後はチームで議論。1テーマ辺り約3分と少々短めではありましたが、各々解答が異なっていたり、様々な理由があったりで中々に興味深い議論が出来たのでは、と思います。

おわりに

最後には来場されていた@papandaさんから〆の挨拶も。

そしてDevLOVE主催の各種イベントの告知というかお知らせも。10/08のLTイベントはまだ空きもあるので興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。


今回は自社から3名参加していたのもあり、懇親会は遠慮しつつ渋谷駅近くで計4人の軽い『ふりかえり』を実施。Take Action!!の精神で若手2人には『アジャイルサムライ』をAmazon経由でポチらせる事に成功しました(笑)それぞれに得るものは少なからずあったような(な気がする)ので、日々の業務に、または業務時間外での日々の研鑽に役立ててもらえればなぁ、と思いました。

以上、通算49回目の勉強会参戦(レポート)でした。次が記念すべき50回目の参戦となります。


参考URL: