ちょっとした地獄を見た

4月に行った人間ドックにて一部精密検査を要する診断結果が下されてしまい、大腸の精密検査(内視鏡)を行う事に。

診断結果のキーワードで調べてみると、結構怖いこと・洒落にならない内容を書いてたりしてたので内心ビクビクしながら検査日を迎えることに。

検査の内容から過酷さも容易に想像する事が出来たので、週末の金曜日を選び、会社も有休取ってお休みとしました。


前日食事も抑えつつ、腸内をクリアにする為に夜9時過ぎから事前に渡された下剤を服用。効果はすぐに現れ、その日の夜と翌日の朝に結構な量が下されて出てきてました。


起床&2回目のお腹急降下の時点でお腹に違和感を感じつつ、病院に向かう途中でもう体調・テンション的にだいぶ低めだったのですが、本当の怖さ、恐ろしさはこんなもんではありませんでした…。

当日に検査を行う人達は病院の指定場所に集められており、この日の検査人数は計6人。自分以外は50代以上と思われるおじさんばかり。


内視鏡検査自体は午後からなのですが、その前に検査に耐え得るだけのクリアな状態に大腸を持って行く必要があるため、下剤を使って腸内の排泄物を全部出してしまい、排泄物を一定基準(出るのは水分だけ、無色透明・若しくは黄色でクリアな状態)に持って行く必要があります。


正味2〜3時間で、ニフレックと呼ばれる下剤を2リットルを飲み、上記基準をクリアする必要があるのですが、これが地獄でした…。

只でさえ下剤なんてそうそう服用するもんじゃないし、下剤(ニフレック)自体そんなに美味しいもんじゃない。(※味の方はだいぶ改良されたらしいが)


時間までに基準をクリア出来なければ極太浣腸で強引に洗浄…という拷問が待っているというプレッシャー(笑…えない)と、慣れない下剤を短時間で大量に飲まなければならない辛さ、そして下痢…。7〜8回近くトイレのお世話になり何とか時間前に基準をクリア。


そして今回の対象者は全員無事に基準クリアとなり、晴れて午後からの検診に進めることに。

朝いちの集合の時点ではみんな赤の他人でよそよそしかったんですが、この頃には同じ苦しみを味わった戦友の如く打ち解けていました(笑)


肝心の検査自体はそこまで痛みや苦しみも無く(痛いの嫌なので鎮静剤打ってもらった)、普段見ることのない世界(笑)を先生と一緒に見ることが出来ました。


結果は全くの問題無し。人間ドックでの診察結果も病気に直結するものでは無く、心配も稀有に終わった模様です。


ただ、腸内をカメラでこねくり回したせいで空気が溜ってしまい、帰りの電車バス内で悶絶し、途中痛みに耐えきれずデパートのトイレに1時間近く籠もりつつ体調の回復を待たねばならず、満身創痍で何とか家路に付くほどカラダに負荷と影響が及んでおりました…。


数年前に胃カメラを体験しましたが、あれと苦しさ、辛さではタメを張るものがありますね…。

苦しむ時間を考えたら、今回(大腸内視鏡検査)の方が数倍イヤかも?