BUY 2007/09/03 - Diary of absj31

404 Blog Not Found:画評 - 絶望に効くクスリより作品の存在を知る。「一気読みは危険」と書評でも述べていたのだが、この日購入した分はまとめて一気に読んでしまった。

1話約10ページで(人によっては複数話にまたがる事もあるが)インタビュー対象者の歩んできた道、「絶望」にどのように直面し、対峙・克服してきたのかを紹介しているのだが、その深さ、重さが桁違いにすごい。

世間的に成功を掴み名声を得て来た彼等が、ここまで悩み(自分は何の為に生きているのか)、苦しみ、時には死を覚悟(自殺を考えたりなんてのはバンバン出てくる)してたのかと驚き、感動し、泣けてくる。

「岳〜みんなの山〜」では命の危険性や儚さに涙してしまったが、この作品も話の最後に紹介される『今週の希望の言葉(ライム)』、その他作品中で発せられる『ひとこと』に、ハッとさせられ、またじんわりと涙してしまった。ポツリと発せられる一言でそこまで人の感情を動かせるなんて、言葉の力はすごい。

最近自分も根本的な所で悩んでたのもありこの作品を手に取ってみたのだが、読む前と読んだ後では明らかに気持ちが楽になった。
直接の悩みが解決した訳ではないが、気持ちの部分、考え方の部分で救われたような気がする。

そういった意味では、一定の効果があった（＝『効いた』）と思う。

今回は一気読みしてしまったが、時間を置かずに今度は1話1話、一人一人じっくり服用してみるつもり。